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「俺のいいなりになればいいよ」人気HIPHOP作曲家が15歳の少女に制服を着せ渋谷のラブホテルで…《Mall Boyzは活動休止中》

文春オンライン / 2021年9月3日 11時0分

写真

桃子さんと一緒に写真に収まる村上恭平受刑囚

「私が飛び降りたらみんな焦るんかな」人気HIPHOP作曲家わいせつ事件 被害者を苦しめる事務所への不信感 から続く

 HIPHOPの人気トラックメーカー・MURVSAKIこと村上恭平受刑囚(32)が2020年11月29日に監護者わいせつ罪の容疑で名古屋市内で逮捕された事件。村上被告は、後に児童買春、児童ポルノに係る行為等の規制及び処罰並びに児童の保護等に関する法律違反、東京都青少年の健全な育成に関する条例違反でも追起訴され、2021年3月4日から始まった公判で2021年6月10日に懲役2年の判決を受け現在は服役中だ。

 当時16歳だった絵里さん(仮名)に対する監護者わいせつ罪についてはこれまで報じたとおりだが、本記事では村上が裁判中に追起訴された児童買春、児童ポルノ事件について報じる。

「被害者は関東地方に住む少女で、事件当時は15歳でした。2020年7月頃にTwitterのDM機能を使って村上がメッセージを送り、連絡を取り合うようになった。村上は直後の8月に2回にわたってホテルで被害少女と性交に及び、その後も複数回にわたりわいせつ動画を送らせていました」(司法記者)

 村上から児童買春などの被害に遭った桃子さん(仮名)に、保護者の許可を得て話を聞いた。

「Instagramで一目ぼれしました」

 桃子さんのTwitterに村上からDMが送られてきたのは2020年7月末。7月16日に村上は大阪で絵里さんに対する監護者わいせつ行為が発覚して絵里さんの母親に追及されていたが、その直後ということになる。

「私はもともとHIPHOPが好きでいろんなラッパーやダンサーをフォローしていたのですが、ある日Twitterに『Instagramで一目ぼれしました』というDMがMURVSAKI名義のアカウントから送られてきました。私はTwitterのプロフィール部分にInstagramのアカウントを載せていたので、その写真を見たんだと思います」(桃子さん)

 しかしDMが送られてきた時点では、桃子さんはMURVSAKIこと村上のことを知らなかったという。

「アカウントを見るとHIPHOP界の有名人たちと相互フォローになっていて、フォロワーも5000人くらいいる人で驚きました。何をしている人なんだろうと思い『正体を教えてください』と送ったら、『KOHHやBAD HOPの曲を作っている』と言われました。KOHHやBAD HOPはいつも聴いていた憧れのアーティストです。それまで私は恋愛経験があまりなくて舞い上がってしまい、そんな有名な人が一目ぼれしてくれるなんて運命かなと思ってしまったんです。そこからLINEで連絡をとるようになりました」

 桃子さんと村上はLINEや通話で連絡を重ね、村上は時には仕事仲間に桃子さんのことを紹介するような素振りも見せたという。

「初めて通話した時に『好きが増しちゃった』とストレートに言われて、嬉しくなってしまいました。村上が撮影の打ち上げをしている時に通話がかかってくることもあり、仕事仲間から『誰と話しているの』と聞かれて『俺の好きな子』と答えていました。『みんなに言っちゃっていいの?』と聞いたら、『好きな子だからしょうがないじゃん』と。照れると同時に、周囲に私のことを話してくれているなんて真剣に付き合ってくれてるんだと感じました」

 距離が近づくにつれて村上は何度も「2人で会いたい」と言うようになり、桃子さんもそれを承諾した。

「初めて会ったのは2020年8月20日でした。村上は『個室』『2人きり』を強調してきて少し恐怖感があったのですが、友人に相談したら『有名人だから周りの目を気にしてるんだよ』と言われて納得してしまいました。

 ただ会う前に気になっていたのは、村上が年齢を教えてくれないことでした。向こうは私が高校生だということを知っていて、LINEでもあらためて年齢を聞かれたんですが、私が年齢を聞いても『直接会ったら教えてあげる』と教えてくれませんでした」

『なんでエレベーターが狭いのか知ってる?』

 2020年の8月20日13時、桃子さんが待ち合わせ場所の渋谷TSUTAYA前に到着すると、少し遅れて村上が現れた。

「実際の村上はタトゥーが入っていて、怖いというのが第一印象でした。到着するなり『仕事で4時間しか寝てなくてタクシー呼んである』と言い、タクシーに乗るように促されました。タクシーの中で『俺は牡蠣が好き』と話し出し、『個室とったからそこへ行こう』と言われました。なので個室のレストランへ行くのかなと思っていたのですが……」

 しかし、桃子さんが連れていかれた先はラブホテルだった。

「一見アジアンカフェみたいな雰囲気で、ラブホテルなんて入ったことがなかったので建物に入るまでは分かりませんでした。エレベーターで『なんでエレベーターが狭いのか知ってる? 2人がくっつけるようにだよ』と言われたのは覚えています。その頃にはさすがに様子がおかしいと気づいたんですが、断る勇気がでなくて部屋までついていってしまいました。しばらく話していたら村上が『俺寝るね』と言ってベッドに寝ころび、急に『薬物やったことある?』と聞かれて恐怖を感じました」

 村上は桃子さんにも近くへ来て横になるように促したが、桃子さんは離れた場所から動かなかった。すると、村上の表情が変わったという。

「『俺は真剣なの』『大人になったらこういう恋愛もあるんだよ』と言ってきたので、『いろんな人にそう言ってるんじゃないの?』と聞いたら、明らかに不機嫌になりました。『近くに来たら機嫌を直す』と言われて、場所が場所だし怒らせたらどうしようと怖くなり、さらに『本当に俺は好きだから付き合ってほしい。Mall Boyzのメンバーにも伝えちゃったし今度みんなで遊びに行こう』と言われて、真剣に彼女として考えてくれているのかと錯覚して『付き合う』と言ってしまいました」

 雰囲気に流されて「付き合う」と答えた桃子さんに、村上はその場で肉体関係を迫ったという。

「べたべた触られた後に『したい』と言われましたが、男性経験がなかったので断りました。でも『俺は真剣だから』と言われて強く抱きしめられて、どうしたらいいか分からず怖くて泣いてしまいました。その後、結局押し切られるような形で関係をもちました。行為の後にUber Eatsでご飯を頼んで食べている時に、年齢を聞いたら31と言われて驚きました。村上は『年齢差なんて関係なくない?』と気にする様子ははなく、周囲にも年齢差のカップルがいるよと説得されました」

 結局、昼の13時の待ち合わせから直行したラブホテルで夜まで時間を過ごした。帰宅途中の桃子さんに、村上は「本当にありがとう。大好き。付き合っちゃったね」というメッセージを送っている。桃子さんが村上に2度目に会ったのは、それから10日後の8月30日だった。

「その日は制服姿が見たいので持ってきてと言われていました。私はホテルに行きたくなかったので最初は町を散歩していたんですけど、だんだんホテル街の方に近づいて、今度は明らかなラブホテル前に連れていかれました。『本当に俺忙しいから』『制服見たいだけ』と急かされて断りきれず、中に入って着替えたらそのまま押し倒されて『いいじゃん、いいじゃん』と。この時はお願いしても避妊してくれず、村上は『俺は不妊症だから大丈夫、うまくやるから』と言っていました。

 1度終わっても『またしたい』と言われ、制服姿の動画も撮られ、やめてほしいと伝えてもやめてくれませんでした。動画を私が確認しようとしても見せてくれませんでした」

「俺のいいなりになればいいよ」

 しかし2度目に会った直後から、桃子さんに対する村上の態度は急変した。仕事が忙しいなどの理由で連絡がなくなり、桃子さんは戸惑ったという。

「新曲がでるから忙しいと言われてLINEも返ってこなくなり、9月25日には『俺たちもう別れた方がいいと思う』と言われました。あんなに『好き』と言われていたところから急に突き放されて、混乱してしまいました。村上にどうすればいいか聞いたら『俺のいいなりになればいいよ』と裸の動画を送るように言われ、それで村上の態度が変わるならと思い送ってしまいました。それを見ると村上は喜んで『戻ってあげる気になったかも』と言い、また連絡がくるようになりました」

 復縁をほのめかしながらわいせつ動画を要求する村上との関係に、桃子さんはどうすればよいかわからなくなり、精神的にも不安定になっていったという。

「1人になって冷静に考えるうちに、徐々に自分が遊ばれていただけということに気がつきはじめました。でも送った動画は村上が持っているし、ホテルでの行為中に撮られたものも、消すように頼みましたけど消してくれているとは思えません。しかもその動画で私は学校の制服を着ていたので、公開されればすぐに特定されてしまいます。結局、ふさぎこんで学校にも行けなくなってしまいました」

 1人で思い悩む桃子さんが思い切って警察に通報したのは2021年2月12日。きっかけはとある“有名YouTuber”の騒動だった。少女にわいせつな動画や画像を要求したYouTuberの行為が問題になっているのを見て、桃子さんは自分が受けているのが犯罪行為なのだと気づいたという。

「YouTuberのワタナベマホトが炎上しているのを見て、自分が村上にされたことが何なのかがやっと分かったんです。自分の責任だと思い込んでいたけれど、大人が罪になるんだということも初めて理解しました。親に知られたくない気持ちはもちろんあったんですが、勇気を出して親に伝えて2月12日に警察に行きました。LINEのやりとりなども全て提出しています。私が警察に行った時には、村上はすでに監護者わいせつ罪で逮捕されていて驚きましたが、検事さんから『追起訴という形で一緒に追及する』という説明を受けました」

「村上は刑務所に行くのが罪を償うことなのかもしれないけど」

 通報から2カ月以上がたった4月30日、桃子さんは村上側の弁護士からSMSで謝罪文を受け取った。同時期に損害賠償について、民事裁判ではなく示談による解決の提案を受け、桃子さんは親と相談したうえで5月17日に示談に応じることにした。

「今でも村上の曲を聞くと当時のことを思い出して辛くなります。Tohjiの曲も大好きでしたが、村上の名前が歌詞に入っている曲もあるので全部ブロックしました。一緒に仕事していたメンバーにも、一緒にいたなら気が付けなかったのかなとか、注意できたのではと思ってしまいますね」

 そして2021年6月10日、桃子さんが児童買春、児童ポルノに係る行為の被害を受けた事件と大阪での監護者わいせつ事件とが併合審理されていた刑事裁判で、村上は懲役2年の実刑判決を受けた。その時の心境を尋ねると、桃子さんはしばらく考えこんでから口を開いた。

「実刑になったと聞いても、嬉しいとかホッとしたという気持ちはなくて、むしろ『自分はこれからどうしようかな』という気持ちでした。村上の件があって精神的に不安定になってしまって、今も精神科のカウンセリングに通っています。まさか自分がこういうことに巻き込まれるとは思っていなくて、親や周りの人にも迷惑をかけ、自分自身にも裏切られたようなショックが大きいです。村上は刑務所に行くのが罪を償うことなのかもしれないけど、被害者って何もすることが残されていないですよね。

 村上自身がいなければこんなことにはなっていなかったはずなので、存在自体を恨む気持ちはあります。でも恨んでもどうにもならないから、なんとか一生懸命自分が前を向けるようにがんばっています」

 少女たちを苦しめた罪は重い。

9月3日(金)21時からの「 文春オンラインTV 」では本件について担当記者が詳しく解説する。

(「文春オンライン」特集班/Webオリジナル(特集班))

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