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《女子高生死体遺棄》「うるせー、黙れ!」といきなりキレて…“逮捕の20代後半夫婦”が地元で見せた“狂気の瞬間”

文春オンライン / 2021年9月2日 6時0分

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遺体が発見された小屋 ©文藝春秋

《女子高生死体遺棄》逮捕の群馬在住夫婦“裏の顔”「妻はピンクのパジャマ、爪は長く、髪はボサボサ」「照れくさそうに『苗字が変わりました』」 から続く

 山梨県早川町の小屋で東京都墨田区の高校3年生・鷲野花夏(かな)さん(18)の遺体が発見された事件。警視庁は8月31日、群馬県渋川市に住む小森和美(28)、小森章平(26)両容疑者を死体遺棄の容疑で逮捕した。

「2人は車に積んでいたロープで首を絞めた後、花夏さんを殺害したようです。動機は妻の和美容疑者の“嫉妬”。章平容疑者の携帯電話を和美容疑者が勝手に盗み見て、花夏さんとのやり取りを知り、キレてしまったようです。『小屋までいったが気持ちの整理がつかず、殺した』と和美容疑者は取り調べで話しています。『連絡手段を絶つために花夏さんの携帯電話を捨てた』とも供述しており、徐々に動機が解明されつつあります」(全国紙社会部記者)

 章平容疑者と花夏さんがつながったのは2年前。きっかけはSNSだったという。当時、章平容疑者は出身地である三重県四日市市に住んでいた。章平容疑者が群馬県に移り住んだのは今年5月に和美容疑者と結婚してからのことだったという。

「章平容疑者は、アニメやサバイバルゲームが趣味。一時期は溶接工などの職業に就いていたようだが、現在はニート同然だったようです」(同前)

 一方の和美容疑者は、近所のコンビニで週3~4回働いており、「なぜか名札には『ゆでたまご』と書いてあった」(近隣住民)という(両容疑者の“人となり”については #1 で報じた)。

 小森夫妻はなぜ今回の凶行に及んでしまったのか。取材班が章平容疑者の地元の四日市市を訪れると、同容疑者の“暗い少年時代”が浮かび上がってきた。

いきなり「うるせー、黙れ!」とキレだした

 今は空き家となり草木が繁る章平容疑者の実家の前で、少年時代の章平容疑者をよく知る人物が語る。

「ここはもともと山を切り開いてできたニュータウンで、章平容疑者が子供だった20年ぐらい前は家族連れが多く移り住んできていたんです。そんな街で、次々新築の戸建てが立てられる中、1軒だけ古くからあるボロボロの家に住んでいたのが小森一家でした。母方の祖母と、父と母、そして5人の兄弟の8人が狭い家に住んでいた。5人兄弟の長男が章平容疑者でした。

 ただ、家庭が複雑でね。最初は一家そろって8人で住んでいたのですが、祖母だけをこの家に残して、同じ団地内の別の家に住んだかと思えば、今度は離婚でもしたのか、母親だけが祖母の家に帰ってきたりと、家族内で移動を繰り返していました。夫婦の仲はかなり悪かったようです。章平容疑者は兄弟の中でも親から可愛がられていなくて、『お前なんて出ていけ』ときつい言葉を投げかけられているところをよく見かけました。家の中は足の踏み場もなく、ガレージも整備されていない状態でしたが、花が好きだったようで庭にたくさんの花が咲いていました。愛情のバランスが崩れた一家だなと感じたのを覚えています」

 小学校時代の同級生が覚えているのは、章平容疑者が「会話が苦手で友達が少なく、いつも孤立しがちだった」ことだ。

「章平の家はとにかく貧しくてね。ある時、私の家に遊びに来たときは、章平が勝手にうちの冷蔵庫を漁っていて驚いたことがあります。着ている服はボロボロで、いつも一人で、完全に浮いてました。学校の休み時間はブランコなど1人でできる遊びをしたり、意味もなく校庭を走り回ったりしていました。

 それなのに静かで、誰かに構ってほしいのか、目線を下げたままボソボソと独り言をいっていることが多かった。話しかけてみると、いきなり『うるせー、黙れ!』とキレだしたり、胃腸風邪にかかったときに刺激の強いオレンジジュースを一気飲みして吐いたりと、行動が理解できませんでした。成績も最下位のあたりだったと思います。小学校にはなじめなかったのか、結局1人だけ『剣道が強い学校にいく』といって、実家からは少し距離のある地元の子が普通に行く公立中学校とは別の中学校に入ることになりました」

常に挙動不審で会話が続かない

 しかし、中学校に入ってからも、章平容疑者の“謎の行動”は続いた。当時の同級生が語る。

「常に挙動不審で会話が続かない。友達もいないのであだ名も特になく、私たちは先生たちと同様に彼を『小森』と呼んでいました。剣道部に所属していたと思いますが、練習している姿を見た記憶はありませんね。剣道部は、全国大会常連の強豪だったので、練習もきつい。入ってすぐに辞めたのかもしれません。一学年に11クラスもあるマンモス校で、毎日どこかの教室のガラスが割れるぐらい荒れている学校でした。生徒も個性の強いメンツばかりだったので、章平は完全に埋もれていたと思います。ただ、教室の隅で、同じように友達の少ないぽっちゃりとした女の子と休み時間をよく過ごしていたのは、はっきりと覚えていますね。当時から目つきはきつかった。ニュースで今のあいつを見ましたが、あの目つきは変わらないなと。マスクをしてても一目でわかりました」

和美容疑者は高校時代「正直変わり者だった」

 一方、妻の和美容疑者が生まれ育った街は群馬県渋川市だ。父と母と弟と、2階建ての一軒家に住んでいたという。近隣住民が語る。

「和美容疑者のご家庭は近所づきあいを一切なさらなかったんですよね。ここら辺では昔ながらの“隣組”があるんですが、和美容疑者の両親は『自分たちは入りません、近所付き合いもしたくない』といって、わざわざ当時の班長に申し入れをしたと聞いています。だから、あのおうちには、回覧板も回しませんでした。

 いつも、部屋のカーテンが閉まっている家で。正直、和美容疑者の家族と街ですれ違ったとしても気づかないと思います。報道では、和美容疑者は前の旦那さんとの間にできた3人の子どもを、この家に住むご両親に預けていると言っていましたが、子どもが外で遊ぶ姿も見たことがありません。子どもの登下校などは和美容疑者の両親が車で送ってあげているようです」

 和美容疑者の高校時代の同級生が語る。

「高校時代の和美は“いじられキャラ”でした。正直変わり者というイメージが強いですね。男子からは旧姓の苗字を呼び捨てで呼ばれていて、音楽系の部活に入っていました。休み時間には仲の良い女子たちと静かに話していたと思ったら、急に『わー!』と叫びだしたりして、教室がざわつくこともありましたが、変なところといったらそれぐらい。いつもおちゃらけている女芸人という感じで、男っ気は全くなかったです」

 高校の卒業アルバムには「2組のみんなに逢えて本当に良かった。色んな事があったけど、これ読んでる時、ちゃんと卒業できてますように。」と書いていた。そこからは、今回の事件に至るような“闇”はうかがい知れない。

 9月1日午後、取材班は和美容疑者の実家から出てきた、弟や両親と思われる人物に声をかけたが、取材には応じなかった。

 捜査関係者によれば、和美容疑者は現在、警察の取り調べに対して、「夫と親密だと思い、鷲野さんに会わないでくれと言った」と供述。一方、章平容疑者は「妻に嫉妬された」と話しているという。

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「文春オンライン」では、今回の事件について、情報を募集しています。下記のメールアドレス、または「文春くん公式」ツイッターのDMまで情報をお寄せ下さい。

メールアドレス:sbdigital@bunshun.co.jp
文春くん公式ツイッター: https://twitter.com/bunshunho2386

(「文春オンライン」特集班/Webオリジナル(特集班))

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