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1985年、軍事政権下の韓国 自宅に軟禁された政治家と諜報員の駆け引き 「偽りの隣人 ある諜報員の告白」を採点!

文春オンライン / 2021年9月14日 17時0分

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〈あらすじ〉

1985年、軍事政権下の韓国。国民への弾圧が激化する中、次期大統領選に立候補するために、民主化運動の指導者で野党総裁のイ・ウィシク(オ・ダルス)がアメリカから帰国する。しかし、彼の出馬を阻もうとする国家安全政策部により空港で拉致され、自宅に軟禁されてしまう。諜報機関は、24時間態勢でウィシク一家を監視するチームのリーダーに、愛国心だけは人一倍強いユ・デグォン(チョン・ウ)を抜擢する。家族を愛し、国民の平和と平等を願うウィシクの声を、盗聴器を通して聞き続けるうちに、デグォンは国家の上層部に疑問を持ち始める。

〈解説〉

自宅軟禁された政治家と、隣人を装い監視する諜報員との駆け引きを描く社会派サスペンス。監督・脚本は『7番房の奇跡』のイ・ファンギョン。130分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★☆☆同じ盗聴物のドイツ映画『善き人のためのソナタ』に較べると、話の焦点がぼやけぎみ。ひどい時代を描いた意欲は買う。

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★☆☆話はお約束。芝居はオーバーアクト。映像は平板。なのに見てしまうのは、70年代娯楽映画の匂いが漂ってくるためか。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★★★冒頭から話の展開は読めるが、そんな余計な穿鑿を吹き飛ばす面白さ。国家に仕える虚無を引っ繰り返す情の爆発に拍手。

  • 森直人(映画評論家)

    ★★☆☆☆80s韓国の政治状況を背景にした先行作の路線を期待すると、妙な笑いの演出に戸惑う。鳴りすぎの音楽にも胃もたれ。

  • 洞口依子(女優)

    ★★★☆☆民主主義を勝ち取る話は現代にも響く。韓国の80年代懐メロに乗ってコミカルな部分は乗るがメロになると冗長気味。

『偽りの隣人 ある諜報員の告白』(韓)
9月17日(金)よりシネマート新宿ほか全国ロードショー
https://itsuwari-rinjin.com/

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2021年9月16日号)

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