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妻が末期がん宣告された夫婦をサポートする親友…扶助の可能性としての「三角関係」 「Our Friend/アワー・フレンド」を採点!

文春オンライン / 2021年10月26日 17時0分

写真

© BBP Friend, LLC - 2020

〈あらすじ〉

ジャーナリストのマット・ティーグ(ケイシー・アフレック)と舞台女優のニコル(ダコタ・ジョンソン)の夫婦は、2人の娘とアラバマ州フェアホープに暮らしている。マットは世界の紛争地域を飛び回っていたが、2012年にニコルが末期がんの宣告を受けてからは、妻の介護と子育てに追い詰められてしまう。マットとニコルの親友デイン(ジェイソン・シーゲル)は、ニューオーリンズから車を走らせて駆けつけ、彼らをサポートすることを決意する。実はデインには、マットたちに命を救われた過去があった。

〈解説〉

一組の夫婦の愛と、彼らの親友との友情を描き、2015年に全米雑誌賞を受賞したエッセーを映画化。ガブリエラ・カウパースウェイト監督作。126分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★☆☆故人との記憶を共有できる親友がいるということの有り難さ。室内のインテリア雑貨にも故人の人柄を思わせる演出が。

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★☆☆情緒に訴える箇所でほろりとさせるが、映画の力による感動とはちがう。手袋をはめて話を仕分けしている感じがする。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★☆☆肉体が衰える孤独。置き去りにされる孤独。必要とされて救われる孤独。3人の寄り添う姿はリアル。時間の構成は過剰。

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★★☆三角関係を不安定な戦闘の構図ではなく、生きるための扶助の可能性として描く爽やかさ。全てに適度な抑制が効いている。

  • 洞口依子(女優)

    ★★★☆☆死についての感情をはらわたを抉りだし庭へコンポストする様なC・アフレックの自然体な演技。話の時系列を刻みすぎ。

INFORMATION

『Our Friend/アワー・フレンド』(米)
新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国公開中
https://our-friend-movie.com/

 

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2021年10月28日号)

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