1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

秋篠宮さまは「上皇さまのようには熱心に教えていない」 悠仁さまが受けた“特別入学制度”《“学習院ありき”ではない真相》

文春オンライン / 2021年10月26日 6時0分

写真

ブータン王国から帰国された悠仁さま ©JMPA

 秋篠宮家の長女・眞子さまが、小室圭さんと10月26日に結婚されます。「文藝春秋」は秋篠宮家の内実を報じてきました。秋篠宮さまと親交の深い江森敬治氏(毎日新聞編集委員)による「秋篠宮さま、紀子さまの『教育方針』」(「文藝春秋」2013年5月号)を特別に全文公開します。(全2回の1回目/ 後編 に続く)

(※年齢、日付、呼称などは掲載当時のまま)

◆ ◆ ◆

大きな声で「ありがとうございます」

 秋篠宮ご夫妻の長男、悠仁さまは3月14日、東京都文京区のお茶の水女子大附属幼稚園を卒園。両親に付き添われて卒業式に出席した。卒業証書を手にした悠仁さまは、報道陣から「おめでとうございます」と、声を掛けられると「ありがとうございます」と、大きな声で答えていた。

 年長組になってからチャボの世話を始め、「最後までしっかりやろう」と、友だちに呼びかけながら、小屋の掃除などに取り組んだ。最近、悠仁さまは幼稚園で、竹馬に乗ったり、たこ揚げをしたり、ドッジボールや砂遊びを友だちと一緒に楽しんでいる。竹馬を根気強く練習し、園庭をあちらこちら竹馬で歩いている。寒さの中でも元気一杯だ。

 昨年秋、悠仁さまは、幼稚園生活最後となる運動会に参加した。お茶の水女子大附属幼稚園は3年保育で、年少、年中、年長組へと進級する。年長組の悠仁さまは、秋篠宮ご夫妻が見守る中、綱引きやお遊戯などに出場した。悠仁さまは、リレー競技にも出場したが駆け足は速かったようだ。

 宮さまは3年間、運動会には必ず出席した。「年少組、つまり一番最初のときと年長組になった今年、その3年間で随分子どもというのは大きくなるというか、成長するものだなという印象を持ちました」と、宮さまは昨年11月の会見で語っている。また、この会見で紀子さまは「年少のときは、運動会はどういうものかわからずに参加しておりましたが、年中になりだいぶ運動会の様子がわかりまして、年長組では年少、年中の競技も楽しみながら、また保護者の参加する競技もありましたけれども、それも楽しみながら幼稚園最後の運動会を過ごしていたと思います」と、振り返った。

悠仁さまと佳子さまは新生活へ期待

 今年4月、秋篠宮家では、悠仁さまは、お茶の水女子大附属小学校に、二女、佳子さまは学習院女子高等科から、学習院大学文学部にそれぞれ入学。この春、二人は1年生。新生活への期待を膨らませている。

「まず学習院ありき」ではない学校選択

 悠仁さまは平成18年9月6日に秋篠宮ご夫妻の3番目の子どもとして生まれ、現在は6歳。皇室に男子が生まれたのは、秋篠宮さま以来、41年ぶりのことで、悠仁さまは皇太子さま、秋篠宮さまに次いで皇位継承順位が第3位となる。皇室典範では、「皇位は、皇統に属する男系の男子が、これを継承する」と定めており、将来、悠仁さまが天皇となる可能性は高い。皇太子さま、秋篠宮さまの次世代の皇位継承者である悠仁さまがどのような教育やしつけを受け、どのように育って行くのか。その時々の成長ぶりは国民から注目されている。

 お茶の水女子大附属幼稚園に入園したのは平成22年4月のこと。これは両親が、早いうちから同じ年頃の子どもたちとの交流の機会を増やそうと、3年間の一貫保育を強く希望されたためだ。ちなみに、学習院幼稚園は2年保育なのだ。紀子さまは平成21年から日本学術振興会の名誉特別研究員としてお茶の水女子大学で、健康などをテーマに調査、研究活動を続けている。子どものいる女性研究者を支えるために同大学が新設した「特別入学制度」が、悠仁さまの入園に際しては適用された。紀子さまは、悠仁さまを幼稚園に送り届けた後、お茶の水女子大で研究に取り組むこともしばしばだった。

 学校選択においても皇族だからといって、「まず学習院ありき」ではないところが、いかにも宮さまらしい。子どもの可能性を十全に伸ばすためにはどうしたらよいか。模索し、いろいろな人に意見を求めながら、総合的に判断した結果、お茶の水女子大附属幼稚園を選択。そして、附属小学校へ進んだ。

眞子さまや佳子さまが悠仁さまを送り迎え

 紀子さまが仕事で忙しい時は、長女の眞子さまや佳子さまが悠仁さまを幼稚園まで連れて行った。眞子さまは現在、英国留学中。今年になって佳子さまは、卒業レポートを作成するため、学校に行く必要がない時は、仕事で忙しい紀子さまに代わって、悠仁さまを幼稚園にまで送り迎えした。

 今年2月、宮さまは幼稚園で悠仁さまと一緒に防災訓練に参加した。白い煙が充満しているテントの中をくぐり抜けたり、起震車に親子4組ずつ乗り込み、宮さまと悠仁さまは他の親子たちと震度7の揺れを体験した。子どもたちはテーブルの下にもぐり、親たちはテーブルなどにつかまり立ちした。激しい揺れに驚く子どももいたが、悠仁さまは貴重な体験に終始、笑顔だった。「息子は、この3年間、元気に幼稚園に通い、毎日、楽しく伸び伸びと過ごし、友達もたくさんできました。幼稚園側の対応にも感謝しています」と、宮さまは私に話した。

秋篠宮さま40歳で誕生された悠仁さま

 天皇陛下は子育てやしつけには厳しかった。宮さまが子どもの頃、陛下から算数や漢字の読み書き、東宮御所のプールや浜名湖での泳ぎを徹底的に教えられた。

 悠仁さまの勉強や運動について宮さまは、陛下のようには熱心に教えていないと謙遜するが、悠仁さまはひらがなは読み書きができる。英語の勉強はまだだが、漢字には興味を持っており、画数が多い漢字が好きだ。「息子は、今年の年賀状から自分で名前を書きました」と、宮さまは私に説明した。私の手元にある宮さまの年賀状で確認した。年賀状は印刷されたものだが、元の原稿には、「恭賀新禧」「本年の御多幸をお祈り申し上げます 秋篠宮文仁」と、宮さまが書道「有栖川流」の雄渾な筆致で書き、その後に、紀子、眞子、佳子と順番に各自が署名。最後に悠仁さまが自分で名前を、しっかりとした筆遣いで書いていた。確かに昨年までの年賀状の筆跡とは異なっていた。

 悠仁さまは、宮さまが40歳の時に生まれた。それだけに、宮さまは、娘たちが小さい頃と比べ、心に余裕を持って接しているようだ。

「どんな時に大きくなったな、と感じますか」と、私が尋ねたところ、「抱っこしたときですね。ずしりと重い手ごたえを感じた瞬間に、成長したなと感じます」と、即答した。

「私は息子の頭やほっぺをなでるのが、とても好きなんです」。このように笑顔で付け加えてくれた。

「ゆうちゃん」。あるいは、「ゆうゆう」「ゆっぴー」と、家族の間で呼ばれている悠仁さま。最近も、相変わらず昆虫や動物に興味しんしんらしい。

「ゆうちゃん」は、毎年夏になると、両親と一緒に頻繁に御所に出かけ、吹上御苑などで昆虫採集を楽しむ。

「小さいのもかわいいよ」

「陛下も息子の虫好きを知っておられますので、普通だったら草刈りをしてしまうところをそのままに残して、虫がたくさんいられるような環境を作っておいたりとか……」と、宮さまは一昨年11月の会見で話した。悠仁さまが虫取りに熱中している間、天皇、皇后両陛下と秋篠宮ご夫妻はひとときを共に過ごす。昆虫採集をきっかけに親子、あるいは三世代の交流が深まっているのだ。

「ゆうちゃん」は、昆虫でも動物でも大きいものが好きだった。図鑑に出ていた世界最大の蛾で、羽を開くと13、4センチにもなるヨナグニサンが昆虫ではお気に入りだ。恐竜にも興味を持つ悠仁さま。史上最大といわれる草食恐竜のアルゼンチノサウルスが好きだ。この恐竜は一部の骨しか出土していないが、大きいもので全長約40メートルもあると推定されている。また、世界で最も背の高い犬で、以前にも宮邸で飼われていたアイリッシュウルフハウンドにも心惹かれていた時期がある。この犬種は、かつてはオオカミ狩りに使われていたという。こうしたものに興味を持ったのも宮さまの影響なのだろう。

「でもね、この頃は小さいものも好きになってきたらしいです」と、宮さまは、こっそり打ち明ける。

 最近、悠仁さまは、「小さくても可愛いのがいるよ」「小さいのもいいよ、好きだよ」と、大きいもの好きの宮さまに勧めている。紀子さまには以前から、「小さいのも可愛いよ」と、話していたらしい。「ゆうちゃん」は、動物や昆虫は大きくても小さくても、大好きなのだ。

親子一緒に「ダーウィンが来た!」をよく見る

 世界の生き物を紹介するNHKテレビの「ダーウィンが来た!」を、二人で一緒によく見る。「ゆうちゃん」は折り紙で器用にツルなどを折る。また、ペーパークラフトも好きだ。図鑑から気に入ったサカナや恐竜を選んで、それを紙に描いてハサミで切る。そして、得意そうに家族に見せる。補助輪なしで自転車に乗れるようになったので、ヘルメットをかぶり、宮邸のある赤坂御用地の中でサイクリングを楽しんでいる。

「ゆうちゃん」は、以前から自然現象に興味を持っていた。庭の池に氷が張ったとか、霜柱がいつごろからできた、それはどのくらいの高さだったとか、とても関心があった。そして今、一番のお気に入りは天気予報だ。昨年末から、新聞で雪マークを探すのが好きになり、天気予報に興味を持った。東京だけでなく北海道から九州、沖縄まで各地の天気を調べる。いつも使う宮邸の玄関に温度計が置いてあって、それで温度をチェックする。

「ゆうちゃん」は朝は6時台に起きて、夜は8時台に眠る生活。時々、夜、宮さまに「明日の天気は晴れ。最低気温は何度。最高気温は何度だから、明日は寒いよ」と、話してからベッドに入る。この冬の東京は寒かった。何回か雪が降ったり、積もったこともあった。積雪の日は大喜びで宮邸の庭で雪ダルマを作って遊んだ。「元々、玄関に置いてあったのか、(悠仁さまが)毎日の気温に関心があるから、温度計を置いたのかわかりませんが、天候や温度をチェックしていますね」。宮さまは小さな気象予報士の「ゆうちゃん」に感心している。

( 後編 に続く)

悠仁さまの進路は「本人次第です」 悪さをしても怒らない秋篠宮さまに、眞子さまと佳子さまは目で“叱れ、叱れ”と… へ続く

(江森 敬治/文藝春秋 2013年5月)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング