1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

悠仁さまの進路は「本人次第です」 悪さをしても怒らない秋篠宮さまに、眞子さまと佳子さまは目で“叱れ、叱れ”と…

文春オンライン / 2021年10月26日 6時0分

写真

10月19日、皇居・宮中三殿を訪れ、庭上から拝礼された眞子さま ©JMPA

秋篠宮さまは「上皇さまのようには熱心に教えていない」 悠仁さまが受けた“特別入学制度”《“学習院ありき”ではない真相》 から続く

 秋篠宮家の長女・眞子さまが、小室圭さんと10月26日に結婚されます。「文藝春秋」は秋篠宮家の内実を報じてきました。秋篠宮さまと親交の深い江森敬治氏(毎日新聞編集委員)による「秋篠宮さま、紀子さまの『教育方針』」(「文藝春秋」2013年5月号)を特別に全文公開します。(全2回の2回目/ 前編 から続く)

(※年齢、日付、呼称などは掲載当時のまま)

◆ ◆ ◆

悠仁さまと一緒にサイクリングを

 年の離れた二人の姉は、悠仁さまにとって、とても頼りになる存在だ。悠仁さまに誘われて、一緒に御用地内でサイクリングをすることもある。佳子さまは平成6年12月29日生まれで現在、18歳。姉の眞子さまと同じく幼稚園から高校まで学習院で学び、4月から学習院大学文学部に新設された教育学科の1年生だ。教育学科は小学校教員の養成などを目的につくられた。佳子さまは、小さい頃は、フィギュアスケートに親しんだ。今は、ダンスにも関心がある。

 子どもが好きで、教育も関心のある分野の一つだと、聞いている。大学を決めるにあたり、学習院大学以外の大学のオープンキャンパスにも出掛けたという佳子さま。入学後、じっくりと、自分の専門テーマを決めることになるだろう。

 佳子さまは昨秋、高校生活最後の運動会に出場した。佳子さまの通った学習院女子中等科、女子高等科は紀子さまの母校でもある。運動会は中、高合同で行われる。各学年ごとに競技成績を競い合い、順位を決める。高校3年の佳子さまたちの学年カラーは青だった。学年ごとの応援合戦も熱烈で、紀子さまは青色のイアリングをして運動会に出席し、佳子さまたちを応援。見事、高3が優勝した。昨年11月の会見で紀子さまは、自分の学生時代と重ねながら、次のように語っていた。「私自身が同じ学校に通っておりましたので、その頃のことを懐かしく思い出す機会にもなり、こういう機会もあともう少しと思いますと、時の流れを強く感じます」。

家族はメールで眞子さまと連絡

 長女、眞子さまは平成3年10月23日生まれの21歳。現在、国際基督教大学(ICU)に在学中だが、今は英国・エジンバラ大学に短期留学している。ICUでは雪面滑走競技部に所属し、スポーツ全般が好きだ。家族は電子メールで眞子さまと連絡を取っている。今年5月に留学生活を終える。留学中の眞子さまについて会見で宮さまは、「誕生日の前後でしょうか(略)お友達が誕生パーティーのようなことをしてくれたと言って喜んでおりました」と、話した。

眞子さまは「どこに行っても楽しむことができる」

 仲良しの妹と弟との関係について眞子さまは「妹は年が近いこともあって、年齢を重ねるたびに仲良くなり、今では妹でありながら友人のような関係です。ときには、夜遅くまで二人で話していることもございます。弟は逆に、年は離れておりますけれども、一緒に走り回って鬼ごっこのようなことをしたり、また、最近はいろいろなものに興味があるようで、図鑑に登場する植物や動物などについて話してくれることがございます」と、会見で明らかにしたことがある。

 宮さまによると、眞子さまは比較的なんにでも興味を示し、どこに行っても楽しむことができる。植物や樹木の観察が好きな宮さまは、平成19年夏に眞子さまを連れて、マダガスカルに調査に出かけた。高さ約13メートル、幹の周囲が約27メートルもあるバオバブの巨木を宮さまは熱心に観察した。眞子さまも同じ巨木をじっくりと眺め、とても楽しんでいたという。

眞子さまと佳子さまの反抗期

 佳子さまは、姉弟よりも宮さまの性格を受け継いでいるという。「子ども三人の中で一番、私に似ています」と、宮さまは私に話した。娘二人とも明るくおおらかな性格で、それぞれ反抗期もあったという。

 宮さまは、小さい頃から娘たちのしつけにはとても厳しかった。口よりも先に手が出ることもあった。しかし、歳をとってから生まれた悠仁さまにはそれほど厳しくはない。悪さをしても怒らないものだから、娘たちは「叱れ、叱れ」と、目で促す。「かつてはよく怒る父親でございましたけれども、最近はすっかり丸くなっております」。眞子さまは会見で、こう説明したこともある。

 宮さまは生物学的な違い以外は、基本的に男女は平等であるという考え方を貫いている。悠仁さまが生まれ、成長しても「三人の教育方針は変わらない」と、会見で発言し、この考え方は今でも変わらない。会見で悠仁さまの教育方針を聞かれた宮さまは「皇族としての自分の立場も追々自覚し、これは前に娘たちのことでお話ししたこともあったかもしれませんけれども、持ってもらうようになったらと思っております。そのほか、これも上の二人の娘と同じことになりますけれども、自分が関心のあることなどを深めていってくれれば良いなと私は思っております」と語る。

 また、女性皇族の役割については、「社会の要請を受けてそれが良いものであればその務めを果たしていく。そういうことだと思うんですね。(略)私は女性皇族、男性皇族という違いは全くないと思っております。ですから、女性皇族だから何かという役割というのは、私は少なくとも公的な活動においては思い当たりません」と、会見で話している。

 平成23年3月11日、東日本大震災が発生。その年の夏に眞子さまと佳子さまは東北に行き、皇族としてではなくボランティアの一人として被災した子どもたちを支える活動に参加した。宮さまは娘たちに「何らかの形で支援活動に携われるといいね」と話し、決して強制はしなかった。

 眞子さまは会見で「皇族方のようにお見舞いという形の被災地訪問は致しませんでしたけれども、夏にボランティアの一人として被災地でお手伝いする機会がございました。東京で関係者の方にお話を伺ったり、また、メディアの報道を通して、震災の状況について理解したように思っておりましたけれども、実際に行ってみないと分からないことがあると実感いたしました」「私自身も、今後何らかの形で携わっていきたいと思っております」と、話している。自主性を重んじる宮さまの教育方針が、娘二人の素早い自発的な行動に反映されている。

悠仁さまの進路は「本人次第です」

 さて、今後、悠仁さまはどのような進路をたどるのだろうか。とても興味深い。「学年が進むうちに自分の進路もおのずと絞られてくると思います。最後は、本人次第ですが」と、宮さまは私に話したことがある。

 動物や昆虫、恐竜などが好きな悠仁さま。将来は、生物学の分野を専攻するのだろうか? 「小さい頃に動物が好きでも、成長しても同じ関心を持ち続けるかどうか分りません」と、宮さまは続けた。昭和天皇は海の生き物や植物の研究者。天皇陛下は魚類学者。秋篠宮さまはニワトリの起源の研究で理学博士号を持つ。悠仁さまも似たような分野に進むのだろうか。

 宮さまは、悠仁さまの教育についてゆるやかな方針を持っている。一つ目は、歴史が重要だという考えを持っていることだ。

 二番目は、日本各地の伝統や文化、産業などを知ってもらいたい。そのためには、若い時から全国を旅行し、多くの人たちと触れ合ってほしいと願っている。宮さまは高校時代は地理研究会に所属。大学生の時は、自然文化研究会を主宰し、仲間たちと全国を回った。そのときの感動が、今でも鮮明のようだ。

「学生時代はもちろん、大人になってからも私は、公的な活動や大学の研究会などで各地を歩き、その土地、土地の産業や文化に接し、地元の人たちと触れ合いながら、いろいろなことを学ぶことができました。将来、息子が公的な活動をする上でも、若い頃の旅行体験が大いに役立つと思います」と、宮さまは私に話した。

 三番目は、悠仁さまに海外体験を積ませることだ。眞子さまは現在、英国留学中。宮さまは眞子さまと佳子さまを連れてタイを訪れたことがある。「さまざまな文化に触れ、日本と比ベ、相違点や共通点があることを理解することが大切だ」。宮さまはこのように私に語った。

悠仁さまは「天皇の心」をどう学ばれるのか

 学校選択においても、まっ先に子どもの個性や可能性を伸ばすためにはどうしたらよいのかを考える。そして、幅広く検討し、素早く決断する。私は、日頃から、宮さまの柔軟な姿勢に感服している。

 悠仁さまが小学生となったことで、将来、天皇となることを多くの人たちがより意識してか、「帝王教育はどうするのか」、「いつごろから帝王教育を始めるのか」と、最近、私はよく質問される。一つの答えとしてだが、現在、考えうる最高の帝王教育は、じつは悠仁さまの身近にあると、私は見ている。それは、悠仁さまが天皇、皇后両陛下に接し、多くのことを学ぶことではなかろうか。なにより大切な「天皇の心」が、悠仁さまに直接、伝わるはずだ。これが極めて重要だと私は思う。

 時代は激しく動いている。国民の望む天皇像や皇室のあり方も、これから大きく変化する。そうした中にあって、皇族にも変化に即応したスピード感ある、柔軟な姿勢がより求められてくるだろう。秋篠宮さまが成年式を迎える前の昭和60年秋のこと。皇后さまは次のように宮さまについて語ったことがある。「小さい時から、非常にものを深く感じる子どもで、表面に出てくるのはさり気ないけれど、それを自分なりに一生懸命考えているようなところは今も変わらないと思います」。

 悠仁さまは小学1年生になったばかり。本格的な勉強はこれからだ。勉強面でも運動面でも、これからも両親は愛する息子をしっかりと支えるだろう。秋篠宮さまと紀子さま、そして悠仁さま。三人の歩みはまだまだ続く。

(江森 敬治/文藝春秋 2013年5月)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング