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「ずっとスミちゃん一筋で、浮気もなかったですか?」“愛妻秘話”に切り込む有働由美子に萩本欽一の回答は?〈24時テレビドラマが話題〉

文春オンライン / 2024年8月31日 17時0分

「ずっとスミちゃん一筋で、浮気もなかったですか?」“愛妻秘話”に切り込む有働由美子に萩本欽一の回答は?〈24時テレビドラマが話題〉

有働氏のツッコミに欽ちゃんの答えは…… ©文藝春秋

欽ちゃんとスミちゃんの本当の関係は――。8月31日、「24時間テレビ」(日本テレビ系)で、萩本欽一さんと妻の澄子さん(スミちゃん)を描いたドラマ「欽ちゃんのスミちゃん ~萩本欽一を愛した女性~」が放送される。

 

萩本さんが、文藝春秋の対談連載「有働由美子のマイフェアパーソン」でスミちゃんとの日々を語った。

 スミちゃんから「ありがとうね」と……

 有働 欽ちゃんのエッセイ集『 ありがとうだよ スミちゃん 』(文藝春秋)、読み応えがありました。3年前に亡くなった、スミちゃんこと妻・澄子さんとの愛妻物語には泣かされましたし、仕事の話などは大いに学んで笑いました。ぜひみんな読んで泣き笑いしてほしい! 私の印象に残ったことでいうと、「引退なんて偉そうなことは言えない」とありましたが。

 萩本 だって引退って何かを成した人がするものじゃない? 大したことしていないのに恥ずかしくて言えないよ。それにその言葉や行動に合ったタイミングって大事だよね。それを決めるのが難しい。

 有働 たしかにタイミングを見誤ると、引退に限らずどんな言葉もチグハグな印象になりますね。

 萩本 オレが一番いいタイミングだなと思った言葉は、スミちゃんが亡くなる少し前に「ありがとうね」って言ってくれたこと。オレ、すぐ返したの。「ありがとうってアンタから聞いたこと1度もないよ。いやー、いい言葉が聞けたね」って。今まで言ってほしいとも思わなかったけど、一番いいタイミングで言われたから、病室で「やったー!」って飛び上がるように大はしゃぎして。こんな幸せな言葉だと思わなかった……という話が、本のタイトルにまでなるとは思わなかったけどね。

 有働 冒頭のエッセイですね。私、その時点で泣いちゃいました。

 萩本 面白いものでね。コメディアンでもそういう現場にいると、泣けるような話にしようとして物事を進めるんだ。

 有働 たとえばどんなことが?

 萩本 亡くなる前日、スミちゃんはもうほとんど聞こえていないと看護師さんに言われていたんだけど、「スミちゃん、子どもたちをいい子に育てたね」って言ったら首を振ったわけ。あれっ、聞こえてると思って、横にいた義妹に「スミちゃん泣いてるよな」って言ったら、「いや、泣いてないよ」って即答。

 有働 あら(笑)。

 萩本 オレからするとホロッと泣きたかったの。「スミちゃん嬉しくて泣いてるよ」と言ってもらったら「ちくしょう、オレまで泣かせるなよ」と言おうとしていたのに。またその時の義妹の顔が嫌なんですよ、アゴを伸ばして覗き込んで(笑)。いい物語をぶっ壊すなと思って。本にはそのオチは書いていないよね。

 有働 はい。本にない面白い話を聞けました。

 萩本 そうでしょう。

 有働 スミちゃんは神奈川県二宮町の自宅で子育てをして、東京で仕事をしている欽ちゃんには「忙しいのだから、別に来なくてもいいわよ」と言っていたんですよね。でも欽ちゃんがたまに帰ってくる日には必ずお化粧をしていたとか。

思わずコケたスミちゃんの一言

 萩本 だからオレはいつも疑っていたの。この女性は昼間、何やってるんだろうと。

 有働 誰かに会っているんじゃないかと(笑)。

 萩本 それが実はスミちゃんは入院する時も必ずお化粧道具を持ってきて、オレがお見舞いする日には眉毛だけは描いてもらっていたと最後に義妹から言われて。「そのお化粧は欽ちゃんのためよ」と。義妹がいなかったら泣いたかもしれないね。

 有働 本当に最後まで恋人のような関係だったんですね。

 萩本 会話もデートもしていないもんだから、子どもたちに今「どういう女性だったの?」と聞いているの。生前「たまには子どもの愚痴とかこぼすのもいいんじゃない?」と言ったのよ。そうしたらスミちゃんが首を横に振って「あまり帰ってこないのにそんな時間はもったいないでしょう」。そう言われた時、オレに惚れているのかなと思ったね。

 有働 いやー、惚れていますね。

 萩本 そのわりに、亡くなる1年前くらいに子どもたちが「お父さんのどこが好きで一緒になったの?」と聞いた時、「好きはないわね」と言ったから、オレ、コケたもん。

 有働 それはコケます(笑)。

 萩本 じゃあなんで一緒になったのかと尋ねられて、40秒くらい間を置いて、「『好き』じゃなくて、ずっとファンだったの」と言ってくれた時はちょっと泣きそうになった。その言葉で全部わかった。何も文句を言わないのも、仕事を邪魔しないのも、ファンだったからだとね。

 有働 劇場の人気女優で雲の上の存在だったスミちゃんと夫婦になるエピソードがまた映画みたいで感激しました。ずっとスミちゃん一筋で浮気もなかったですか?

 萩本 ないない。女性とあまりお付き合いがないものだから気持ちが読めないの。結婚前は週刊誌にしょっちゅう出ていたけど、芸能人と付き合うとかは一切ないですからね。

 萩本氏と有働氏の対談「 亡き妻に『ファンだった』と言われ泣きそうでした 」全文は、「 文藝春秋 電子版 」に掲載されています。

  全文(8000字) では、香取慎吾さんとのエピソードから、芸能界における運、80代の日々まで語っています。

(萩本 欽一,有働 由美子/文藝春秋 2023年9月号)

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