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「オレがイッたら、帰ってもいいよ」嫌がる女性を殴ってムリヤリ…“千葉の強姦弁護士(36)”の悪質すぎる手口(2021年の事件)

文春オンライン / 2024年11月23日 17時0分

「オレがイッたら、帰ってもいいよ」嫌がる女性を殴ってムリヤリ…“千葉の強姦弁護士(36)”の悪質すぎる手口(2021年の事件)

36歳・弁護士の悪質手口とは? 写真はイメージ ©getty

「オレがイッたら、帰ってもいいよ」――ときには暴力を使って、行為に及ぶことも…。裁判所からくだされた判決は懲役13年、多くの女性に強姦を働いた36歳・弁護士の悪質手口とはいったい? 2021年、千葉で起きた事件の顛末を、前後編に分けてお届けする。なおプライバシー保護の観点から本稿の登場人物はすべて仮名である。(全2回の1回目/ 後編 を読む)

◆◆◆

キャバクラ嬢を連続強姦…36歳・弁護士の悪質手口

 竹林航介(36)は法科大学院を経て、26歳のとき、弁護士になった。結婚して妻子持ちになり、自分の法律事務所を開業し、主に離婚問題などのトラブルを扱っていた。

 だが、無類のキャバクラ好きで、事件の被害者となるマドカさん(22)とも客として知り合った。

 弁護士の身分証を見せられ、食事に誘われ、LINEを交換した。マドカさんは同伴以外は食事に応じないことにしていたが、相手が弁護士だったので特別に応じることにしたのだ。

 それから5日後、2人は駅で待ち合わせた。竹林の車に乗って、寿司屋へ。そこで酒を飲み、2時間ほど過ごした。

「好物だって言ってたお菓子を買っておいたよ。ゲームも準備しておいた。家にこないか?」

 マドカさんはこんなふうに誘われ、竹林の家に行くことにした。もっともその後は交際相手と会うことになっていたので、1時間ほどで帰るつもりでいた。

 竹林とマドカさんはタクシーで竹林が借りているマンションに移動した。

 ところが、玄関に入るなり、竹林は両肩を壁に押しつけ、「キスしたらすぐに帰すから」と言って顔を近づけてきた。マドカさんは顔を背けて抵抗した。

 さらにダウンジャケットを引っ張って脱がそうとしてきたので、あまりの豹変ぶりに驚き、「いったん部屋で飲みましょう」と言って取り繕った。

「少しゲームしますか?」

 注意をそらそうとして言ったのに、竹林は何やら怪しげな小瓶を取り出してきて、「これを飲んでよ」と勧めてきた。

 断ると、無言で左手首をつかみ、ベッドに連れて行って押し倒した。

「ちょっと待ってください、痛いですって…」

 逃げるために起き上がろうとしたら、竹林はその上に馬乗りになって、両肩を押さえつけ、再びキスしようとしてきた。マドカさんは嫌がって首を振ったが、耳を舐められた。

「友達と約束しているんです。連絡しないと変に思われる」

 どうにか携帯を握って、〈助けて。襲われそう〉とLINEしたが、返信はなかった。そこで交際相手に電話した。

「助けて、来て、お客さんに襲われている」

「えっ、何だって?」

「オレがイッたら、帰ってもいいよ」

 竹林はお構いなしに体に覆いかぶさり、セーターとブラジャーをまくり上げて、乳首を舐めてきた。

「やめて、警察を呼ぶよ!」

 すると携帯を取り上げられ、床に投げつけられた。竹林をにらみつけると、にらみ返されて、思いきり左頬を拳で殴られた。さらに2回、立て続けに顔面を殴られ、衝撃と激痛で抵抗する意欲を失ってしまった。

 竹林はマドカさんのスカートとパンティーを脱がし、陰部を舐め始めた。さらに自分のズボンとトランクスを下げ、行為に及ぼうとした。コンドームを着ける様子はなかった。竹林は挿入し、腰を振り始めた。

「オレがイッたら、帰ってもいいよ」

〈 「とっととヤラせろ!」「お前らは社会の底辺」キャバ嬢ばかり狙う“千葉の強姦弁護士(36)”悲惨すぎる末路(2021年の事件) 〉へ続く

(諸岡 宏樹)

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