2015年はバブル膨張?日経平均2万5千円、為替1ドル=130円との予測も

Business Journal / 2015年1月2日 6時0分

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 経済誌各誌の2015年の景気予測を徹底比較してみたい。

 まずは、為替だ。14年は8月末以降、急激な円安が進行した(12月12日終値118円)。

「週刊ダイヤモンド」(ダイヤモンド社/12月27日・1月3日号」の特集『2015年 総予測 バブルがやってくる!』では、ストラテジストにアンケートを実施し、「米利上げで一層のドル高円安 15年末には120円台後半へ」と予測している。円高に振れても110円台半ばだ。円安継続の第一の理由は、15年には米国・FRB(連邦準備制度理事会)の利上げ開始が見込まれていること。多くのストラテジストはFRBの利上げ時期は「6月」とみる。

 続いて、「週刊東洋経済」(東洋経済新報社/12月27日・1月3日号)の特集『大予測 2015』では「1ドル=130円」まで売られる展開を想定している。また、これまでのFRBの「年央の利上げ」には原油価格の下落から「低インフレ下で利上げを急ぐ必要があるのか」という懐疑的な見方を紹介している。

「週刊エコノミスト」(毎日新聞社/12月23日号)の特集『日本経済総予測』も「1ドル=130円」まで売られる展開を予想する市場関係者の声を紹介している。

「日経ビジネスアソシエ」(日経BP社/1月号臨時増刊)の特集『日経ビジネス総力編集 2015徹底予測』は「1ドル=125円」と予測している。

 最も大胆な予想が「1ドル=130円」としている「東洋経済」と「エコノミスト」だろうか。

 では、株価はどうか。円安の大幅進行を受けて、14年末にかけて日経平均株価は一時1万8000円台を回復した。最も控え目な予想は「東洋経済」だ。

「相場格言に従えば、『未年は辛抱』。だが、2015年の日本株をめぐっては強気の見通しが優勢だ。日経平均株価の2万円台乗せを予想する市場関係者も少なくない」など、2万円を超えるとの予想だ。

 一方で「ダイヤモンド」は「アベノミクス継続でバブル膨張 年末3割高の2万3000円も」という予想を掲げている。「エコノミスト」も「15年末で2万3250円」という市場関係者の声を紹介している。そして、より強気なのは「日経ビジネス」だ。

「日経平均は節目の2万円台に乗せ、2000年4月のIT(情報技術)バブル時の高値(2万0833円)を超えるとの声も増えている」
「市場関係者の間では、日経平均が2015年中に2万5000円まで上がるとの見方も出始めている」(「日経ビジネス」より)

 なお、注目のイベントとしては、日本では15年10月の消費再増税が延期になったため、当面は4月の統一地方選だろう。EUでは、1月あるいは3月に欧州中央銀行(ECB)がユーロ圏の国債購入を含む量的緩和を決定するかどうか。経済において一強になりつつあるアメリカでは、3月15日に引き上げ期限を迎える債務上限問題が挙げられる。逆オイルショックといわれる原油価格の急落とロシアへの影響、ギリシャでの大統領選の混乱などの不安要素もある。

 果たして経済誌各誌の予想どおりになるのだろうか。
(文=松井克明/CFP)

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