セブン、トップの“驕り”…屈辱のセブンペイ撤退で客数減加速か、鈴木敏文不在で問題続出

Business Journal / 2019年9月2日 5時50分

 のらりくらりと対応してやり過ごせば、批判はすぐに収まると判断していたようにみえる。東大阪市のオーナーに対しては、当初は強硬姿勢を崩さなかった。時短営業については、ファミマやローソンが実験の規模を拡大する考えを示したのを受け、セブンはしぶしぶ実験に踏み切った。

 トップの対応もセブンは後手に回った。ファミマやローソンはトップが早い段階でメディアのインタビューに応え、加盟店に寄り添う姿勢を示した。本音は24時間営業を維持したいのかもしれないが、見直す可能性を完全には否定しないなど改善に向けて動く姿勢をアピールし、加盟店と世論の懐柔を図った。しかし、セブンは長い間、頑なに24時間営業 維持の姿勢を崩さず、トップが改善策を示すこともなかった。これがオーナーと世論の強い反発を招いた。初動を誤ったといえるだろう。

 24時間営業問題への対応とセブンペイの導入について、セブンの経営陣は何もかもがお粗末だった。業界最大手の“おごり”が垣間見えた。また、ヒット商品が長らく不在で、セブン“らしさ”も発揮できていない。こうした体たらくが続けば、“セブン王国”は崩壊しかねない。事態打開のために、強力なリーダーシップが求められている。
(文=佐藤昌司/店舗経営コンサルタント)

●佐藤昌司 店舗経営コンサルタント。立教大学社会学部卒。12年間大手アパレル会社に従事。現在は株式会社クリエイションコンサルティング代表取締役社長。企業研修講師。セミナー講師。店舗型ビジネスの専門家。集客・売上拡大・人材育成のコンサルティング業務を提供。

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