セブン、ついに客数減サイクル突入か…セブンペイ中止事件が痛手、24時間営業見直しも

Business Journal / 2019年9月15日 6時50分

写真

 日本フランチャイズチェーン協会がまとめた7月の全国のコンビニエンスストア7社の売上高は、新規出店を含む全店ベースで、前年同月比0.6%減の9869億円だった。前年割れは77カ月ぶり。調査の対象は、セブン-イレブン・ジャパン、ファミリーマート、ローソン、ミニストップ、セイコーマート、ポプラ、山崎製パンデイリーヤマザキ事業統括本部である。

 既存店ベースでは、2.5%減の9170億円で2カ月連続の減少。消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動が出た2015年3月以来のマイナス幅となった。天候不順の影響で来店客数は4.7%減の14億5843万人。5カ月連続のマイナスで、今年に入りもっとも大きな落ち込みとなった。

 一方、平均客単価は2.3%増の628円と9カ月連続のプラスだ。品目別では、アイスやアルコール飲料を含む「加工食品」(構成比27.8%)が7.7%減と大幅に下落し、おにぎりや弁当などの「日配食品」(同36.5%)も2.0%減。日用雑貨の「非食品」(同30.4%)は1.9%増だった。

 店舗数は5万5724店で、前年同月比349店(0.6%)増にとどまった。これまでは、既存店ベースの売上高が前年を下回っても、新規出店を増やすことで全店ベースの売上高はプラスを確保してきた。

 7月の全店売上高の前年割れは、確かに全国的に梅雨明けが遅れ、飲料水やアイスクリームの販売が低調だったという天気の要因はあるが、24時間営業問題を受け、各社が出店ぺースを抑えた影響が大きかった。

【大手コンビニ4社の7月の実績】(前年同月比、%)
※既存店売上高、客数、客単価、チェーン全店売上高

セブン-イレブン:▲3.4、▲5.6、2.3、▲1.2
ファミリーマート:▲1.7、▲3.6、1.9、▲1.9
ローソン:▲2.3、▲4.5、2.3、1.1
ミニストップ:▲5.1、▲6.6、1.5、▲13.0
(資料:各社の7月の営業実績。▲はマイナス)

 セブンのチェーン全店売上高が前年割れとなるのは、たばこの販売方法の変更による反動減があった10年3月以来9年4カ月ぶり。スマートフォン向け決済アプリ「セブンペイ」の不正利用問題がイメージダウンにつながった。

 ローソンは唯一、チェーン全店売上高がプラス。「バスチー(バスク風チーズケーキ)」(215円、税込み価格)が、3月26日の発売以来、8月21日までに累計販売数1900万個と、爆発的にヒットしたことが寄与した。

「6万店飽和説」が現実味

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング