大量のブランド品が80%オフも…オフプライスストア人気拡大、ドンキやワールドも参入

Business Journal / 2020年6月18日 5時50分

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 今、「オフプライスストア」という新たなマーケットに注目が集まっている。事業に参入する企業が相次ぎ、昨年はレンタルCD・DVD・リユースのゲオ、アパレルのワールドが事業をスタート、今春はディスカントストアのドン・キホーテが新たに参入し、1号店をオープンした。

 オフプライスストアは、小売や卸しなどが抱える余剰品を買い取り、激安価格で販売する業態。「アウトレット」のさらなる廉価版ともいえ、70~80%オフといった商品もある圧倒的な安さが魅力で、衣料品やバッグなどの服飾雑貨、靴の取り扱いが中心のショップ。

 米国ではすでに市場規模が約8兆円と巨大だが、日本ではタカハシが草分け的存在で、2007年から多店舗化に取り組み、現在、東京、神奈川、埼玉で40店舗を展開しているのが目立つ程度。メーカーや卸しの余剰在庫を買い取り、平均150坪程度のスーパーのような売場で、半額以下で販売し、年商は70億円(19年8月期)。

 今まではごく限られた存在だったが、今回新たに大企業が参入したことで、がぜん注目が集まっており、今後市場が活性化することが見込まれている。衣料品の余剰在庫は15億着ともいわれ、企業にとっては収益を圧迫する要因ともなっており、オフプライスストアは大きなマーケットになる可能性を秘めている。

積極的なゲオグループ

 ディスカウントストア最大手のドン・キホーテは3月 24 日 、リニューアルオープンした「MEGAドン・キホーテUNY大口店」に、1号店の「オフプラ MEGA ドン・キホーテ UNY 大口店」を設け、多店舗化を進めていく計画だ。アパレルメーカーやブランド、小売店などが大量に抱えている余剰在庫や、廃棄・焼却などの方法で処分される予定の商品を同社が買い付けて再販売する。

 これに先立ち、ゲオグループは全国的なネットワークを持つゲオの強みと、リユース事業で培った運営ノウハウを活かして、昨春から事業を開始した。「Luck・Rack Clearance Market(ラック・ラック クリアランス マーケット)」は昨年4月、1号店「コーナン港北インター店」(横浜市)をオープンし、7月に「八尾店」(大阪府八尾市)、11月に「御経塚店」(石川県野々市市)、12月に「ビバモール本庄店」(埼玉県本庄市)、今年3月には埼玉県所沢市の「新所沢パルコ」に出店。現在5店舗を展開している。

 メーカーやブランドのオフプライスストアに対する理解不足で、当初は商品調達先の確保に苦労したが、現在、アパレルをメインにメーカー販社、卸しなど約150社を確保。専門店ブランド60%、百貨店ブランド20%、処分業者、その他各10%の割合で仕入れている。

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