フロントに「ガタガタにされる」巨人、無理やり引退の高橋新監督誕生にファンから批判噴出

Business Journal / 2015年10月27日 22時0分

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 プロ野球・読売ジャイアンツ(巨人)の第18代監督に、高橋由伸外野手兼打撃コーチの就任が決定した。

 今シーズン、ペナントレースを2位で終え、クライマックスシリーズ・ファイナルステージで東京ヤクルトスワローズに敗れて“終戦”を迎えた巨人は、原辰徳監督が辞任を表明、後任人事が取り沙汰されていた。

 一時は江川卓元投手や川相昌弘ヘッドコーチの名前が挙がっていたが、結局は高橋が現役を引退して新監督に就任することで落ち着いた。スポーツライターが語る。

「巨人は来年で82周年を迎えますが、監督は高橋が14人目という少なさで、いわば聖域のような扱いです。その背景には、『生え抜きでクリーンなイメージのスター選手』という不文律があるため、選択肢が極端に狭いのです。そういった意味で、長嶋茂雄終身名誉監督や原前監督は最適な人物でしたが、江川氏や川相ヘッドに関しては、イメージや知名度の点で『不適格』と判断したのでしょう。

 原前監督の後の世代のスター選手として、フロントは2012年に現役を引退した松井秀喜氏を監督に据えたい意向が見え見えでした。しかし、松井氏は以前から監督就任を否定しており、前述の条件を鑑みると、事実上高橋しかいなくなったわけです。

 高橋は慶應義塾大学から1998年に巨人に入団、抜群の打撃センスでファンを魅了する一方、けがが多く『悲劇の天才打者』というストーリー性も持ち合わせています。私生活では、06年に日本テレビの女子アナウンサー・小野寺麻衣(現在は退社)と結婚しており、まさに巨人監督としては完璧な経歴といえます。しかし、本人はもともと現役続行を希望しており、結局はフロントの説得に応じるかたちで監督就任を受諾しました。そんな、巨人の強引なやり方には、批判が集まっています」

●「フロントが無理やり引退させた」「もう巨人ファンはやめる」

 今季、40歳の高橋は打率.278、打点21、本塁打5の成績を残しており、代打打率は.395と驚異的な勝負強さを発揮している。“代打の切り札”が引退することで、単純な戦力ダウンを指摘する声があるのも事実だ。

 30代女性の巨人ファンは、今回の監督人事について以下のように語る。

「まだ現役を続けたかった高橋を無理やり引退させたようで、フロントには不信感しかありません。長嶋さんに『高橋君しかいない』などと言われたら、もはや断る選択肢はないでしょう。『高橋監督』の誕生自体はうれしいですが、せめてあと2~3年は『打者ヨシノブ』を見たかったというのが、ファン共通の思いだと思います。その上で、満を持して監督の椅子を用意するというのが、長年主砲としてチームを支えた功労者に対する処遇ではないでしょうか。ただでさえ、今の巨人は戦力がガタガタで、こんな状態でチームを託された高橋がかわいそうでなりません」

 また、同じく巨人ファンの30代男性は、以下のような見方を示す。

「高橋の引退に伴って、井端弘和内野手も引退してしまいました。この2人は数字以上にその存在感で他チームの脅威になっていたので、大幅な戦力ダウンは否めません。もはや、フロントがチームを弱くしたといっても過言ではないでしょう。フリーエージェント制度を利用して他チームの主力を強奪するといった手法には目をつぶってきましたが、今回の一件については、さすがにあきれました。仲間内では、『高橋は応援するが、もう巨人ファンはやめる』という声も少なくありません」

 巨人の監督で、現役引退の翌年に就任した例は、長嶋終身名誉監督しかいない。現時点で高橋の監督としての手腕は未知数だが、来シーズンはファンのモヤモヤを吹き飛ばす快進撃を見せてほしいところだ。
(文=編集部)

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