日経平均、秋から来年以降に史上最悪の暴落か…今、不況なのに株価が上がっている理由

Business Journal / 2020年8月26日 5時50分

写真

 未曾有の危機に襲われている世界経済は、今後どのように動くのか。『暴落はまだ終わっていない!』(KADOKAWA/2020年8月26日発売)の著者で経済アナリストの塚澤健二氏は、今年3月に当サイトで株価の急反発を予測していた。

 TOPIX(東証株価指数)があっさり1300を割り、日経平均株価も1万7000円を割れる時期に、塚澤氏のオリジナル指標である「T-Model」は急反発を予測していたという。3月16日に掲載された当時の記事で、塚澤氏は以下のように語っている。

「世界的株価暴落の様相ですが、私の『T-Model指標』ではまだ急落調整であり、暴落本番は、ここから一旦、急反発があってからです」

 3月16日というと、アメリカのニューヨーク証券取引所が開始後まもなく突然止まってしまう「サーキットブレーカー」が発動した日だ。株取引が15分間ストップし、CNNのライブ放送では、先行き不安から株価がどこまで落ちるのかを生中継していた。

 新型コロナウイルスが猛威をふるい、リーマン・ショックを超えるスピードで世界の株価が同時に急落している当時、塚澤氏は急反発を予測し、それは現実化した。

 実際、ダウ平均株価は2月12日の最高値2万9551ドルから3月23日の最安値1万8591ドルまでマイナス37%の急落後、8月11日に2万8154ドルまで反発、ピークからボトムまでの下落幅1万960ドルの87%を回復している。

10カ月先の株価を予測する方法とは

「『先行きDI(関東‐全国の移動平均)』を10カ月ずらして、TOPIXの数値を合わせると、おもしろいことがわかります。T-Modelオリジナル指標『先行きDI関東‐全国(10カ月先行)とTOPIX』では、なんと10カ月先の株価が見えてくるのです」(塚澤氏)

 この指標では、日経平均は20年4月をボトムに、11月に向けて急上昇している。実際にはボトムは3月23日だったが、コロナのマーケットへの影響が春頃には一巡し、そこから秋に向けて急速に株価が戻ることまで示唆している。

「11月といえば、アメリカの大統領選挙が控えています。11月の大統領選に向けて、ドナルド・トランプ大統領はコロナ禍終息と景気の良さをアピールするために株高政策を取っていくことで、株価はさらに上昇していくものと思われます。

 株価は、ますます最悪の実体経済との乖離を拡大していくことでしょう。ただし、気をつけないといけないのは、11月頃になると、もう一度急速に株価が落ちていくことが示唆されていることです」(同)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング