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自動運転車、圧巻の試乗体験…急な割り込みや歩行者に対応、車線変更や合流も

Business Journal / 2015年11月20日 6時0分

「三菱電機の自動車機器事業は、80年の歴史があります。高度な予防安全技術、自動運転、高度運転支援に向けて、より安全で安心なシステムを実現します」

 モーターショーにこそ出展しなかったが、パナソニックは車載事業の売上高を18年度に2兆1000億円とする目標を掲げている。

 例えば、強みのセンシング、画像処理技術を生かして、ADAS事業の強化を打ち出している。また、車の電子制御システムをサイバー攻撃から守る技術の開発にも着手している。車載情報端末の起動時に不審な動きを1秒以内に検知する技術で、ハッキング対策に有望といっていい。さらに、14年9月、スペインの自動車部品大手フィコサ・インターナショナルを買収したが、これは自動運転車に搭載する電子ミラーを共同開発するためである。

 ソニーは、自動運転技術の中核部品である画像センサーの生産に乗り出した。現在の一般的な車載用センサーとくらべて10倍の感度をもつ車載カメラ用センサーを開発、半導体子会社の熊本工場で15年後半から量産を開始する計画だ。

「将来の自動運転車の普及をにらみ、自動車分野を強化する」と、15年1月に開かれた米家電見本市「CES」で、ソニー社長の平井一夫氏は語っている。

●開発立地の適地

 日本の自動運転技術が世界をリードする背景として、第二にあげなければいけないのは、日本が開発立地の適地であることだ。

 ご存じのように、日本の道路は交通量が多く、車と人が混在するなど道路環境が複雑だ。しかも、高齢社会を反映して、ドライバーも歩行者も高齢者が多い。実際、13年の内閣府の統計によると、日本における交通事故の死者は65歳以上の高齢者が年間2303人ともっとも多く、次いで50~59歳の420人、40~49歳の395人と続く。死者数のうち65歳以上の高齢者が占める割合は52.7%である。また、死者数は歩行中が1584人ともっとも多く、次いで自動車乗車中が1415人で、両者で全体の68.6%を占める。

 この数字は何を意味するのか。つまり、自動運転技術を磨くうえで、残念ながらというか、日本は最適な立地条件にあるということだ。

「自動運転が比較的容易にできる道路環境といえば、まず、アメリカのフリーウェイですね。日本の一般道が一番難しい。交通量が多いですし、道路に車両や人や自転車が混在していますからね」と、前出の日産の飯島氏もいう。

 日本の複雑な道路事情が、自動運転技術を促進するとするならば、難易度の高い日本で自動運転技術を習熟させれば、世界のどこへいっても通用する高いレベルの自動運転技術を確立できることになる。

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