Kindleにあって、koboやNexus7にない期待感

Business Journal / 2012年11月26日 7時5分

写真

 11月19日、Amazonは購入者への発送を開始したと発表。ウェブ上では、手元に商品が届いた人たちの声で賑わっている模様だ。

 読書端末の本命として長く登場を待ち望まれていたものだけに、予約の出足も好調なようだ。こんどこそ電子書籍時代が始まるかもしれないという期待感もある。

 これまでの電子書籍が今ひとつブレイクできなかった要因の1つが、スタンダードな読書端末がなかったことだ。フォーマットやストアが乱立しているのも大きな問題だが、紙書籍のように手軽に読める環境がなかったのも大きな問題だった。

 PCのディスプレイで読書というのは不便だし、iPadも本を読み続けるには重すぎる。携帯電話の小さな画面で読むコミックだけは大変な勢いで普及したものの、いまひとつ読書というものは定着しなかった。最近になって、スマートフォンが普及し、その大画面化が進み、さらに7インチクラスのタブレット端末が方々から登場したことで、読書ができそうな環境は整いつつある。

 ここに登場したのが、Kindleだ。3種類の端末を、Amazonという信頼感のあるプラットフォームに載せて送り出すことで、電子書籍に関心がある人々の期待を煽っている。

●気軽に読書したい人を誘惑するAmazonパワー

 日本で発売されるKindleには3種類あるが、1つひとつのハードウェアスペックだけを見れば、先行販売されている楽天のkoboやGoogleのNexus7を代表とする、7インチクラスのAndoridタブレットとあまり違いはない。なのになぜ、Kindleにそこまでの期待感があるのかといえば、やはりAmazonがバックにあるからだろう。

 Amazonも独自の電子書籍フォーマットを持っているし、これまで問題となっていたフォーマットやストアの乱立という状況に変化はない。しかし、Amazonに迎合する形であちこちのストアで売られているものが、Amazonでも買えるというかたちになると考えられる。すでにいくつかの電子書籍、書籍ストアとKindleストアは提携しているから、この流れは確実だろう。

 そして、Kindleはすでに端末の名称ではなく、サービス名になっている。Kindleストアで購入した書籍はPC、Android、iPhoneやiPad向けに用意されたKindleアプリからも読むことができる。しかも、どこまで読んだかまで記録してくれるから、混んでいる通勤電車では小さなスマートフォンで読み、オフィスの昼休みには自席のPCで読み、帰りの空いている電車ではKindleで読み……という具合にさまざまな端末を使い分けながら、読書を続けられる。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング