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新興国減速でもBRICsは?GSとモルスタの予想は対照的

Business Journal / 2012年12月14日 6時55分

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 新興国の経済成長が鈍化している。

 中国の2012年の経済成長率は7%台に低下すると見込まれており、他のBRICs諸国の景気減速も鮮明となっている。過去10年あまりにわたり高い成長を遂げてきた新興国経済が、世界的な景気後退を受け、分岐点に差し掛かっているのは間違いない。このまま新興国経済は失速するのだろうか?

 11月29日、ゴールドマン・サックスは13年の株式市場動向や投資アイデア、マーケットを占う重要テーマについて、以下のトップテンを発表した。

(1)グローバルな成長=「こぶ」を乗り越えれば、開けた道が現れる。
(2)G4(米国、欧州、英国、日本)でのさらなる非伝統的な金融緩和。
(3)「配当利回り狙い」の根底の揺らぎ。
(4)米国住宅関連業界の安定化と民間セクターの持ち直し。
(5)ユーロ圏のグローバルリスクに対する影響軽減化。ただ、依然として問題の元凶に。
(6)ユーロ圏の中心国と周辺国の間にある根強い意見の相違。
(7)新興国経済の持ち直しは、再び生産能力の制約を受ける。
(8)新興経済国の分化が続く。
(9)コモディティー需給のひっ迫の中期的な緩和。
(10)中国の安定成長。だが、以前ほどではない。

●米国経済については楽観的な見方

 ゴールドマンは、米国経済について来年は日ごとに強さを取り戻し、13年の成長率は11.9%、14年の成長率は2.9%になると予想している。とくにS&P500種の銘柄に組み込まれている企業の売り上げは、13、14年とも4%を上回るペースで伸びると予測され、「S&P500種株価指数」は今後12カ月のターゲットとして1575まで上昇し、潜在的に12%の株式リターンが得られるであろうと示唆している。

 また、新興国についても成長は鈍化しているものの「ブラジル、ロシア、インド、中国(BRICs)の売り上げが多い企業の株式は、内需依存型の企業の株式を負かす」と予想するなど、概して米国経済、新興国経済とも強気の見方だ。

●BRICsブームの終焉か?

 一方、こうしたゴールドマンの予想とは対照的な見方もある。モルガン・スタンレー投資顧問のアナリストであるルチール・シャルマ氏(新興国とグローバルマクロの責任者)が、「フォーリン・アフェアーズ」(11月・12月合併号)に寄稿した巻頭論文『Broken BRICs』は、新興国経済について「BRICsブームの終焉」を予感させる。

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