神田うの、テレビでのガサツな振る舞いが示す破壊力と自己肯定感の強さ

Business Journal / 2013年2月20日 6時57分

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 主要なテレビ番組はほぼすべて視聴し、「週刊新潮」などに連載を持つライター・イラストレーターの吉田潮氏が、忙しいビジネスパーソンのために、視るべきテレビ番組とその“楽しみ方”をお伝えします。 

 嫌われている女の代表格。それが神田うの、である。

 その傍若無人な物言いで一躍有名になり、妊婦ヌードで話題を呼んだり、バッシングされたり、一部の女性からは信奉されたりと、大忙しな女である。

 確かに、うのの発言はいちいち鼻につく。午前中の情報番組『ノンストップ!』(フジテレビ)にも出演しているのだが、まあ、その物言いは「超」がつくほど傲岸不遜なのだ。

 この番組は完全に女性向けにつくってあり、テレビ東京の深夜番組『極嬢ヂカラ』にちょっと似ている。「暇こいて自分を持て余している女向け」といった風合いなのだが、セレブ風な女の美容法だのお気に入りだのを滔々と垂れ流すコーナーがある。美の秘訣というテイのVTRが流されるのだが、うのはワイプに映っていないときも黙っちゃいない。

「あーこれ知ってるぅ~」
「私も使ってるぅ~」
「コレ、いいんだよぉ~」

 美の秘訣を取材してまとめてきたスタッフ、思いっきり形無し。うのが知ってるなら、全部うのに取材すればいいじゃん、みたいな。VTRゲストのありがたみゼロ。スタッフがガックリと肩を落とす音まで聞こえてきそうである。これが神田うの、なのだ。思ったことをそのまま口にしてしまう素直さは、鈍感力であり、破壊力でもある。

●ゆるぎない自己肯定感の強さ

 先日は、同番組で危険なネット通販を特集していた。「こんなサイトが危ない」という話で、サイト内の表記をフリップで解説していたところ、うのが爆弾を放った。

「資本金200万なんておかしい。最低1000万だもん。怪し~い!!」

 うっすら頭に疑問符が浮かぶ。資本金なんて、いくらでもできるんじゃないの…?

 案の定、番組の最後にアナウンサーが訂正した。資本金は1円でも成立する、という事実。さすがのうのもちんまり反省するかと思いきや、「え~ッ! すご~い」と、のたまった。

 あっぱれ! うの!! その自己評価のゆるぎない高さ。芸能界の荒波で、あなただったら生き残れる!! と思わず拍手をしてしまった。彼女の悪気のなさ、天然な我の強さは、確かに嫌われる要素なのだが、身近にいなければ害もない。おそらく直接被害を受けたのは、実の弟・ハマカーンの神田伸一郎ぐらいだろう。

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