ついに防衛省も問題視!海上自衛官、Facebookで情報垂れ流し危機感ゼロ?

Business Journal / 2013年4月9日 6時55分

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 海上自衛官のSNS利用における情報リテラシーの欠如は、昨年6月に本サイト『自衛官語る「SNSで防衛機密垂れ流すトンデモ艦長が野放し」』で取り上げ、朝日新聞も『自衛官のつぶやき、取材直後すべて消えた』(朝日新聞デジタル/1月5日)で紹介しているが、いまだに改善がみられないという。

 例えば、1月のFacebook上では、海上自衛官による以下のような記事投稿があった。

「今朝離陸する一番機を撮影しようと思って外に出てみると南の空から帰投してきて着陸したP3-Cが見えました。昨日の応急待機員に聞いたところ、大晦日なので、みんなで鍋をやって さて食べようかと思ったときに漁船船員行方不明で発進したそうです。今年も忙しい年になりそうです! 頑張ります!」

 関係者への取材から、この投稿は海上自衛隊厚木航空基地に勤務する現職自衛官A氏(仮名)のものであることがわかった。自衛官という職務上でなければ知ることのできない情報、加えて職場にて「大晦日に鍋」をした事実などが記されている。なお、この投稿は、本稿執筆時には削除されており、その投稿内容が事実であるかについても確認はできなかった。

 A氏によるこの投稿について、20代の若手現役幹部自衛官は「Facebook投稿による不祥事が指摘されるなか、こうした浮かれた内容の投稿を行うとは言語道断。しかしこのA氏に、幹部は注意しにくい事情がある。A氏は、下士官の世界では閥化している旧少年術科学校出身のベテラン。若手はもちろん、幹部でも注意できないし、注意しても聞かないだろう」という。

●SNS不祥事が減らない理由

 それにしても、海上自衛隊のSNSにおける不祥事は際立って多い。その理由について、旧少年術科学校でA氏の同窓でもあるB氏は、「自衛隊、特に海上自衛隊の隊員は、よく言えばピュアな人が多い。それが遠因ではないか。だから世間一般の人の常識と、どうしても乖離してしまう」と話す。

 では、なぜこうした乖離が発生するのであろうか?

 自衛隊では入隊時、まず隊員には、徹底的に仲間意識の大切さを教え、入隊同期同士の絆を深めることから教育を始める。また防衛大学校や航空学生課程、旧少年術科学校などの自衛隊学校では、先輩・後輩の結束を植え付けられる。この自衛隊学校入学の同期、先輩、後輩の結束が、ひいては自衛隊全体の結束となるというわけだ。

 この結束こそ、自衛隊に限らず、警察、消防といった制服職種、また中央官庁や各地方自治体などに勤務する「お役人」の身内をかばう体質、さらに踏み込めば、不祥事案への隠蔽体質へと繋がっていく。結果、世間の常識とかけ離れた自衛隊という閉鎖社会の中だけでしか通用しない価値観が生まれることになる。

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