ネットでカード決済はやっぱり危険?情報漏洩事故で露呈…対処法と便利なサービス

Business Journal / 2013年6月19日 7時0分

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 PCデビューは30年前に発売されたシャープのX1という、筋金入りのデジタル中毒であるITライターの柳谷智宣氏。日々、最新デジタルガジェットやウェブサービスを手当たり次第に使い込んでいる。そんな柳谷氏が、気になる今注目のITトレンドの裏側とこれからを解説する。


 5月27日、海外旅行者向けにWi-Fiルーターをレンタルしているグローバルデータ(エクスコムグローバル株式会社)が、不正アクセスによりユーザー情報が流出したと発表した。3月7日〜4月23日の間に利用した約11万件のクレジットカード情報が流出したという。

 致命的なのは、カード番号だけでなく、名義人名や有効期限に加え、セキュリティコードや住所までまとめて漏洩した点。加盟店がセキュリティコードを保存することは基本的にできないはずなのだが、まとめて管理していたようだ。これだけの個人情報パックは宝の山だ。すでに不正利用による被害は100件以上出ており、カードが止められたとはいえ、名前と住所の情報流出は取り返しがつかない。海外旅行に行くくらいの生活レベルなのだから、ダイレクトメールを送ったり、営業をかけるにはちょうどいいターゲットだろう。

 筆者がこの事件に気がついたのは、数日たってからだった。飲食店でクレジットカードを使おうにも決済できない。相性かな、と思って現金で支払ったものの、iTunesでアプリを購入できなくなるに至り、クレジットカード会社に連絡。この情報流出により、クレジットカードが強制的に止められていることを知った。間の悪いことに、筆者もシンガポール出張時に利用していたのだ。

 どうすればいいのかと聞くと、クレジットカードを再発行するとのこと。当然、番号が変わってしまうので、引き落とし登録をしているサービスはすべて再申し込みが必要になる。とんでもない手間だ。しかも、見落としも出てくる。いくつものサービスから督促を受けたり、機能制限などを喰らってしまった。

 そして、エクスコムグローバルから届いたのは、お詫びとして自社サービスの割引クーポン3000円だった。2014年5月31日までの有効期限が切られており、お釣りも出ないし、繰り越しもできない。最悪クラスの個人情報漏洩事件を起こしたサービスを、また使う人は少ないのではないだろうか。

 あまりにもどうかと思ったので、問い合わせしたところ、お詫びはこのクーポンのみ、これで納得していただきたい、という返答。情報流出によるリスクにとどまらず、クレジットカードの交換というとてつもない無駄な手間が発生しているのに、これはない。とはいえ、集団訴訟を起こしても、儲かるのは弁護士ばかり。泣き寝入りするしかないのだろうか。様子を見たい。

●クレジットカード情報をネットに書き込むのは暴挙?

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