料理やワインで外交の質が決まるわけではない、は田舎者の発想である〜外交の危機

Business Journal / 2013年6月19日 20時0分

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 モルガン・スタンレーなどを経て、現在は投資会社でM&Aなどを手がける投資銀行家であり、「AERA」(朝日新聞出版)、「週刊SPA!」(扶桑社)で“過激な”コラムを連載しているぐっちーさん。あまりの過激さゆえテレ東を“出禁”になってしまったぐっちーさんが、ビジネスパーソンが押さえておくべき“建前なし”の常識をお届けします。

●料理質落ち外交力低下?=在外公館予算の増額訴え-外務省 - 時事ドットコム(6月10日)


「ある経済官庁の幹部は『料理やワインの質で外交の質が決まるわけではない』と冷ややかだ」

 あのね、料理やワインの質で外交の質が決まるわけではない、ってほんと田舎もんの発想なわけ。我々ビジネスマンは、うまい料理やワインが出ない宴会なんて時間の無駄なので絶対に行かない。あそこ(日本)のパーティーはとにかくいいワインが出るから行こうぜ、というところからリレーションシップが始まるって単純なことが、こいつはわかってない。5000円の焼き鳥屋で一杯やっている奴は、こういうことを言うわけよ。

 日本の外交の危機ですよ、これ。接待するのにお金に糸目をつけてはいけませんぜ。

 うるさいコンプライアンスばばあのせいで、日本の金融機関が焼き鳥屋で1人5000円とかしょぼい接待している最中、ファーストクラスでカミサンごとハワイへゴルフに連れてっちゃう外資系証券会社との力関係がどうなったかをみれば明らかでしょう。そりゃ、外資系証券会社と付き合いますよ、まじで。

 外交も同じ。

●米上院:中国非難決議へ 東シナ海や南シナ海緊張で - 毎日jp(6月13日)

 これは日本ではあまり取り上げられていない。相変わらず、中国に気を使うばかジャーナリストが多数いるということでしょうか。

 読んでいただければ明らかですが、アメリカの上院でこの種の決議が満場一致でなされた、ということの意味は小さくないのです。しかも、習近平主席が訪米した直後にこれをやる。ステートディナーのメニューがすさまじい(けんか腰)という話をメルマガでご報告しましたが、今回の米中首脳会談はアメリカ側からの宣戦布告に近いものがありました。って、日本の報道機関はどこも報道してないだろ!! だいたい、あれだけ中華料理の食材が豊富なアメリカで、わざわざそれを使わずに、その辺の名の売れたシェフを雇ってポーターハウスステーキを出している時点であり得ないのですよ。

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