ベストセラー『トヨタの片づけ』式で部屋を片付けてみたら、とんでもない事態に…

Business Journal / 2013年8月20日 14時0分

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 「カイゼン」「カンバン方式」「ジャスト・イン・タイム」。さまざまなビジネス手法を生み出してきた世界一の自動車メーカー・トヨタだが、最近はその「片づけ術」が注目を集めているらしい。『トヨタの片づけ』なる本が出版され、10万部を超えるベストセラーになっているのだ。

 確かにこの本、中身をめくってみると、「書類を取り出すのは『10秒以内』」「『キレイにする』がゴールではない」など、勤続40年以上のトヨタの元現場リーダーたちによる、片づけテクニックがズラリ。「導入した途端、現場での生産効率が上がった」「ビジネスマンとして成長することができた」などの声もあがっていて、中には、この方式を実践して年間300万円ほどのコストダウンに成功した会社もあるらしい。

 うーむ。さすがトヨタ。そうか。だったら、自分のおたく部屋をトヨタ式で片付けてみたらどうだろう。マンガやらグッズやらゲームやらが散乱しているこの部屋もあの世界一の自動車メーカーの方法論を使えば劇的に変わるかもしれない。今のところは何も生み出していないこの部屋でも、生産性が向上するるかもしれない。ということで、さっそくやってみよう。

 まずは、雑多な部屋の整理から。なんでも、本書によれば、整理するということは「いるもの」と「いらないもの」を分け、「いらないもの」は捨てる、とのこと。

 しかし、「いるもの」だらけの部屋で、どうやって「いらないもの」を選べばいいのだろうか。本書には「終わると同時に処分」というふうに書かれているので、まずは読み終わったマンガ、クリアしたゲーム、旬のすぎたアニメグッズを処分していこう。だめだ、いやに愛着が湧いて捨てられない。ものを持つたびに思い出が頭のなかをよぎる。

 何か対策は載ってないか、と探してみたら、こんな話があった。あるトヨタのディーラーのもとに、ひとりの客が飛び込んできたという。どうやら、車がパンクしてしまい困っているらしい。ところが、店に在庫のタイヤはない。そこでディーラーは、展示車のタイヤを抜き、その客の車のタイヤと交換したというのだ。この話は美談として広がり、くだんのディーラーには多くの顧客がついたらしいのだが、同書は、このエピソードからひとつの教えを導きだす。

 それは「いるもの」と「いらないもの」を分けるときには判断基準が必要、という教えだ。つまり、ディーラーは「いるもの」だった展示車のタイヤを、「お客様を最優先に考える」という判断基準のもとに「いらないもの」として分類し、それが功を成すことになったというのだ。

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