ダイキンとチームラボの一大プロジェクト 人工雲の生成、空の雲に落書き その狙いは?

Business Journal / 2013年9月6日 14時0分

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 デジタルアートの制作などを手がけてきたウルトラテクノロジスト集団・チームラボとダイキン工業(以下、ダイキン)は、雲に映像を投影するという前代未聞のプロジェクトを行っている。数々の難問を乗り越え、実験を繰り返し、いよいよ9月10日~12日、投影会を開催しようとしている。

 そこで、ダイキン工業・総務部・広告宣伝グループ長 片山義丈氏に今回のプロジェクトについてお話を伺った。

●空調機器メーカーNo.1としてのブランディング

――そもそも、このプロジェクトを始めたきっかけを教えてください。

片山義丈さん(以下 片山) ダイキンは、空調メーカーとして、主に一般消費者向けのエアコンを扱っているので、ある程度世間に名前は知られてはいると思いますが、「世界No.1シェアの実績」「技術力が高い」「商品が優れている」というようなイメージは、なかなか持ってもらえていないのが実情です。ダイキンのキャラクター「ぴちょんくん」の誕生で、従来に比べるとダイキンは消費者の身近になってきていると思いますが、まだまだ総合家電メーカーよりも知名度は劣っています。

 今回は、ダイキンの持つ技術を使って感動体験してもらうことによって、空気のプロとはどういうものかが、一般消費者にダイレクトに伝わるということを期して、雲を使って何かしたいと考えるに至ったのです。

 人が1日に20kgも口にしている身近な空気に対して、多くの人に関心を持ってもらおうと考え、今までにも空気を題材にしたさまざまな活動に取り組んできました。本プロジェクトも、その一環です。

人に感動を与えるためには、

(1)国や人種を超えて、誰が見ても美しいと思えること

(2)「こんなアイディアがあったのか」と思えるような、斬新なアイディアや発想に基づくチャレンジであること

という2つの要素が求められると考えています。

――大気汚染を考えてもらうというよりは、身近にある空気についてという意味ですね。

片山 そうですね。身近にある空気について、みんなにもっと興味を持ってもらいたいというシンプルな発想で、きれいな映像を雲に投影したら「すごい」と思ってもらえるのではないかと期待して始まった、夢のあるプロジェクトです。

●「雲生成装置」の開発

――雲プロジェクトを推進していくに当たって、苦労した点はどこでしょう?

片山 そもそも「雲に映像が映るのか?」「映るとしたら、どのような条件?」がわからない――というところからのスタートで、それを確認するために、自然界に近い雲を再現しないといけませんでした。

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