最近やたらと週刊誌が「お年寄りの性特集」を組む理由とは?週刊ポストさんに聞いてみた

Business Journal / 2013年9月16日 6時0分

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 この連載企画『だから直接聞いてみた for ビジネス』では、知ってトクもしなければ、自慢もできない、だけど気になって眠れない、世にはびこる難問奇問(?)を、当事者である企業さんに直撃取材して解決します。今週は、人気放送作家の鮫肌文殊氏が、最近週刊誌でやたらと目にする「お年寄りの性特集」激増の理由と背景について迫ります。

 【今回ご回答いただいた企業】

 小学館編集局「週刊ポスト」様

 私が放送作家として一本立ちした番組は、『進め! 電波少年』(日本テレビ系)である。それまでリサーチャー作家くずれみたいな感じでくすぶっていたのだが、このアポなしバラエティの大ヒットの勢いに乗って、自分の名前をテレビ業界に売ることができた。

『電波少年』総合演出だったT部長こと土屋敏男さんに提出して一番最初に採用されたネタが、「死ぬ前にもう一度だけ◯◯したい老婆募集」ってヤツ。コンプライアンスに厳しい今じゃ絶対できない企画だと思うが、このネタをT部長が大変面白がってくれて実際にオンエアにまでこぎつけた。自分の考えた企画がロケされて、そのまんま公共の電波に乗る快感を知ったファースト体験。「こんなスゲー仕事があるのか!」と放送作家の楽しさに目覚めたキッカケにもなったのでした。

 あれから20年。時代がやっと追いついた? のか、「死ぬ前にもう一度だけ◯◯したい老婆募集」的な特集記事をバンバンやってる老舗週刊誌が。そう、「週刊現代」(講談社)と「週刊ポスト」(小学館)の2誌。ちなみに「現代」のほうが「死ぬまで◯◯」で、「ポスト」のほうが「死ぬほど◯◯」(どっちでもいっか)。灰になるまでしたーい! とかなり臆面もなく団塊世代が言い出した。特に「ポスト」が飛ばし気味で「もう一度だけでいい 20代の女を抱いて死にたい」とか、ほとんどEDオヤジの血の叫びとしか言いようがないありさま。この春くらいからスタートして部数もかなり稼いだらしい。最近はやや落ち着き気味なのだが、この「死ぬほど◯◯」、両誌にとってはまだまだキラーコンテンツなようである。

 でもこの特集がウケるのはわかる。世の中で最もボリュームの厚い世代を直撃ですからね。テレビの世界も一緒。視聴率を計測する際は現在の人口における比率を反映させるので、必然的に50〜70代くらいまでの世代のサンプル数が多くなる。よって高齢化社会で手っ取り早く視聴率を稼ぎたかったら、その世代にアピールする企画をかましたほうが良いというのが今のテレビ界の常識。そりゃ若者たちが「テレビがツマンナイ」って言うわけですよ。少しでも数字を上げようと、その世代に媚びた番組ばっかりですから。なんせ今、健康を扱ったバラエティで特集すると必ず視聴率を取るのが「尿モレ」だからね。トホホな現状ですが。

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