コンビニのトイレの秘密~使用NG店舗の事情、アノ貼り紙に隠された狙い

Business Journal / 2013年9月28日 14時0分

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コンビニ歴21年・バイヤー歴15年の筆者がコンビニを選ぶ視点から、お得情報、裏ワザまでを伝授! バックヤード事情を見れば、毎日の生活が変わる――。

【今回のテーマ】
コンビニとトイレ

 コンビニを利用する客が、「コンビニで最も嫌な思いをしたのは?」という質問に対してよく挙げるのが、「トイレを我慢して、やっとコンビニにたどり着いたのに、トイレを貸してもらえなかった」ということだ。

 極限状態でやっと探し当てたオアシスで、トイレを貸してもらえなかったその時の憎悪は、その客の我慢した分と比例し増大する。そしてそれは、貸してくれなかった店舗だけではなく、そのチェーン全店に対する憎悪につながるわけだ。

 コンビニ側が客のトイレ使用を断るとき、「当店にはトイレはありません」ということもあるが、各店舗に従業員用は必ずあるわけで、トイレがないということはほぼあり得ない。

 バックルームにある金庫などお金を管理する場所の近くや、その動線上にトイレがあり、防犯上の理由で貸せないという場合が多い。また、オフィスビルテナントに入っているので、一般の客にはトイレを貸せないという店舗もある。観光地や、花火大会などの際に大量に人が来るイベント会場が近くにあり、トイレットペーパーや水道料金がかかるため貸さないことにしているという金銭的な問題によることもある。

●トイレ管理が店全体の管理につながっている

 当たり前だが、水道代やトイレットペーパー代もかかり、その上、従業員による掃除など、結構手間とコストがかかるのだ。こうした中でトイレを貸すことは、直接利益を生むものではないので、オーナーのスタンスはさまざま。だが、ここに、その店舗を見るポイントがあるのだ。

 それというのも、トイレの管理に気を使っている店舗は、接客・清掃・商品の在庫や品質管理も行き届いてる場合が多く、直接的な利益と関係ない運営努力も、最終的には利益に大きく寄与していることは言うまでもない。

 今では、トイレを貸してくれるほうが主流である。だが、90年代中頃にローソンがトイレ開放宣言のテレビCMを流して他チェーンと差別化を図ったほど、その頃までは今ほどどの店舗でもトイレを借りられる状況ではなかった。

 便器に関しても、90年代後半までは和式便器がほとんどだったが、今では温水洗浄機付きの洋式トイレが当たり前になり、利用者の快適度が増している。店によっては「男女トイレが分かれている」「男性のみの立ち式トイレがある」「赤ちゃんの待機する場所がある」など、コンビニトイレも侮れない状況になってきている。

●従業員に声をかけさせる理由とは

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