過熱するコンビニ“高級チキン戦争”の舞台裏〜KFC意識し、各社独自製法で差別化図る

Business Journal / 2013年12月5日 1時0分

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 冬のクリスマスシーズンを目前に控え、大手コンビニエンスストア・チェーン各社の高級フライドチキン販売をめぐる競争が熱を帯びてきた。

 まず、大手コンビニの中でいち早く高級フライドチキン販売に乗り出したのがファミリーマート(ファミマ)だ。01年10月から店内にフライヤーを導入し、フライドチキンの販売を開始していたが、昨年「ファミマ史上最高のチキン」と謳う骨付きチキン「ファミマプレミアムチキン」(180円)を発売した。きっかけはお客からの要望だったという。

「お客様から『骨付きのフライドチキンが食べたい』という声があり、他店との差別化も考えていましたので、特別なフライドチキンをつくってみようということになったのです。そしてスパイスやハーブなど11種類を使い、身も特別な製法で骨からがはれやすく、衣も薄くして、パリッとした食感の出る味わいにしました」(ファミマ関係者)

「プレミアムチキン」は発売当初の売れ行きが計画の3倍となり製造が間に合わなくなったため、一時製造ラインがストップするほど好調な滑り出しだった。

 その結果、11年度には1億8000万本だったファミマのフライドチキン系商品の販売数は、12年度には2億1000万本にもなったという。「現在も順調に売り上げを伸ばしている」(同)といい、クリスマスシーズンは数量限定の「プレミアムチキン(サイ)」(190円)や「クリスマスプレチキセット」を販売するなどし、前年の2割増しを見込んでいるという。

 こうしたファミマの好調を受けてか、今年7月に高級チキン販売に名乗りを上げたのがミニストップ(10月末時点の店舗数:2224店)で、「極旨フライドチキン」(180円)を投入。その特徴について同社広報担当者は「12種類のハーブとスパイスを使い、肉自体にもみ込んだインパクトのある味わいで、お酒に合うテイストです。また、食べやすいようにチキンにも切り込みを入れています」と自信を覗かせる。

 11月の同社のフライドチキン系商品は前年同月比1.5倍と、順調に売り上げを伸ばしている。クリスマス商戦に向けて「極旨フライドチキン」とクリスマス限定商品である辛口バージョンをセットにした箱入り4本セットの「Sセット・旨」(540円)や5本の「極旨フライドチキン」に辛口バージョン、Xフライドポテトをセットにした「Lセット・極」(900円)の2種類の専用商品を用意しクリスマスカタログに掲載するなど、売り上げ拡大を狙っている。

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