知られざるヘッドハンティングの世界~優秀な人材を、どのように発掘・調査するのか?

Business Journal / 2013年12月11日 14時0分

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 内閣府は11月22日、月例経済報告で「景気は緩やかに回復している」と、前月と同様の表現を用いた。また、同様に内閣府発表の企業景気予測の調査によると、大企業・中堅企業の好調さが顕著で、10~11月に発表された上場企業各社の2013年度通期の業績予想も上方修正する企業が相次いだ。こうした業績回復、景気上昇への期待の高まりを受けてか、企業各社は今後のさらなる成長を担い、かつ時代の変革期を乗り切れる優秀な人材の獲得に力を入れ始め、新卒のみならず、ヘッドハンティングによるリーダーの獲得も盛んになっているという。

 そこで今回は、10月に『ヘッドハンターはあなたのどこを見ているのか』を上梓した、大手ヘッドハンティング会社・サーチファームジャパン社長の武元康明氏に、

「知られざるヘッドハンティングの世界、業界の実情とは?」
「ヘッドハンターは、どのようにして優秀な人材を発掘・調査しているのか?」
「ヘッドハンティングされるのは、どのような人材なのか?」
「今後、企業や社会に求められる人材・スキルとは?」

などについて聞いた。

--まず御社の概要をお聞かせください。

武元康明氏(以下、武元) サーチファームジャパンは、大手総合商社系の人材ビジネス企業から、人材サーチ事業の営業権を譲り受けて2003年10月1日に設立しました。当時は、10名に満たない会社でした。時はバブル崩壊後の雇用形態が変わりつつある頃で、人材の流動化を高めていく時期でした。今では、多岐の業界にわたり、多くの企業と取引をさせていただいています。弊社の顧客企業は、上場企業もしくは大企業が2~3割で、残りが中小企業です。

「35歳転職終了説」のようなものが世の中ではありますが、それは転職という顕在化市場で求人情報など、企業としても表立って情報を出せる範囲の求人です。ところが、企業の戦略に関わるような案件は、いつの時代においても水面下で動いていましたので、我々のヘッドハンティング対象となる世代のボリュームゾーンは、40歳から50歳代半ばとなっています。

 従業員は現在、グループ総勢約70名おります。その中で、いわゆるヘッドハンターとして国内外を飛び回っているメンバーは30名強。そして、そのヘッドハンターをアシストするリサーチャーがおり、間接部門、管理機能に数名おります。

--武元様のプロフィールも、お聞かせいただけますか?

武元 私は最初に大手航空会社系列の開発および運営をする会社に入社しその後、航空会社へと転職をしました。

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