日本の音楽産業、なぜ海外進出が出遅れ?159カ国で読まれるアイドル情報サイトの試み

Business Journal / 2014年1月16日 18時0分

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 2020年の東京五輪開催決定を受け、各国から注目の集まる日本。政府も、外国人旅行者を20年には対13年比2.5倍となる2500万人受け入れようと計画している(首相官邸・日本経済再生本部発表『戦略市場創造プラン』)。

 今回は、そんな日本から世界へアイドル文化を発信するサイト「Tokyo Girls’ Update」を運営するオールブルー代表取締役・助野太祐氏に話を聞いた。

●日本のアイドルを世界へ

「日本の音楽産業は、完全に世界へ出遅れてしまっている」

 助野氏は、幾度となくこの言葉を繰り返した。一方で、国際レコード産業連盟が13年4月8日に発表した12年の「世界国別音楽セールスランキング」によれば、日本のセールス高は4420万ドルと、アメリカに次いで世界第2位。それに対し、海外進出に強いといわれる韓国は第11位と、意外に低いランキングに位置している。この情報からは、日本の音楽産業は、十分世界に通用しているように見える。

 しかし、現実には日本のアーティスト、中でもアイドルの知名度は、海外では思いのほか低いとのこと。「日本のアイドルを世界に発信しようとすると『権利』の問題で必ずダメになる。また、音楽CDやDVDが海外で売れたとして、実際に購入した人が『日本のアイドルに会いに行きたい』と思っても、現地では情報入手ができない状況にある」と助野氏は語る。そのような現状を憂えて助野氏は「日本の音楽産業は完全に世界へ出遅れてしまっている」と言うのだ。せっかく日本の音楽が売れていても、その音楽を制作したり、歌を歌っている「アイドル」の知名度が高いとはいえないのだ。

助野太祐氏(以下、助野) そこで、今回立ち上げたのが「Tokyo Girls’ Update」です。海外向けに特化し、英語・フランス語・中国語の言語で、日本のカワイイカルチャーを発信するのが目的です。

--「Tokyo Girls’ Update」は日本語による表記がありませんから、日本のアイドルを海外に紹介するサイトですよね? それでビジネスになるのでしょうか? しかも、熱心なファンなら、Google翻訳などを駆使して日本のアイドル紹介サイトも自ら読むのではないですか?

助野 確かに、熱心なファンなら頑張ってアイドル紹介サイトを翻訳して読むでしょうし、私以外にも日本の文化を海外に発信するサイトをつくっている人がいるかもしれません。しかし「Tokyo Girls’ Update」は、国内唯一の公式海外向けガールズカルチャー情報サイトです。各アイドル事務所から、きちんと許諾をもらって紹介しています。日本のアイドルを単に紹介するだけでなく、制作サイドと協力してアピールし、ファンを獲得し、物販だけでなく実際に来日してイベントに参加してもらうということを企画しています。

●「代理店」として海外展開を図る

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