アマゾンのビデオ・オン・デマンド、後発参入でも“意外な”勝機とは?既存サービスとの比較

Business Journal / 2014年1月17日 14時0分

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 現在、日本国内のビデオ・オン・デマンドにおいては「Hulu」や「U-NEXT」などのサイトがかなりポピュラーなものになっている。ちなみにビデオ・オン・デマンドというのは、ブロードバンド経由でデータを転送して視聴する形式のビデオサービス。物理的にレンタルビデオ店でディスクを借りる場合と異なり、返却しに行く手間がかからないし、すぐに目的のビデオを見られるというメリットがある。

 さて、そんなビデオ・オン・デマンド界にオンラインショッピング界の巨人、アマゾンが参入してきた。参入してきたといっても、北米においてアマゾンは以前からビデオ・オン・デマンドのサービスを行っていた。日本では、それからかなり遅れて2013年11月に開始し、すでに「Hulu」や「U-NEXT」などがシェア固めをしたところに参入することになるわけで、不利なのは否めない。そんなアマゾンが展開する「Amazonインスタント・ビデオ」はどこに勝機があるのかを考えてみる。

●ライバルのサービスを整理

 その前にまず、ライバルである「Hulu」や「U-NEXT」のサービスを復習しよう。

「Hulu」は月額980円の定額で、すべてのコンテンツが楽しめる。洋画から邦画、香港映画など幅広く、映画のほかにもドラマ、アニメまで揃っているが、海外ドラマの品揃えが多く、『ポケットモンスター』(テレビ東京系ほか)や『仮面ライダーシリーズ』(テレビ朝日系ほか)などの子供向けコンテンツも網羅している。比較的万能だが、弱点は新作が少ないことだ。

 また、1つの特徴として、プレステ3、Xbox360、Wii、Wii U、ニンテンドー3DS、iOS、Android、Windows、Macとサービスに対応しているデバイスが多いことが挙げられる。

「U-NEXT」は新作タイトルも見られるのが特徴だが、その新作はPPV(ペイパービュー、有料コンテンツ)で、基本定額には含まれない。しかし現在、基本定額は1990円だが、毎月630ポイント付与され、このポイントでPPVタイトルを見ることができる。毎月1~2本の新作映画と見放題コンテンツも楽しめるというスタンスだ。コンテンツは日本国内の古いドラマなどもかなり豊富に揃っており、多くのユーザーが満足しやすいものになっている。

 ただし、対応デバイスはiOS、Android、Windows、Macなどだが、Xbox360やWiiなどのゲーム機器では利用できず、「Hulu」よりも少ない。

●「Amazonインスタント・ビデオ」の特徴

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