スマホ、タブレットで高まる技術革新への期待~カメラのリフォーカス、4K動画再生…

Business Journal / 2014年1月23日 14時0分

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 今年も1月7~10日、米ラスベガスで世界最大級の国際家電見本市CES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)が開催された。これはAV機器、白物家電、カメラから自動車、スマートフォン(スマホ)などのスマートデバイスまで、世界的なメーカーのさまざまな機器が展示され、メーカーのトップが今年の方向性を語るプレスカンファレンス、キーノート(基調講演)も行われる。このイベントでの展示、発表から今年のスマホがどうなるかを予測してみたい。

 CESで展示されているスマホで、今年、日本においてリリースされると目されるもののうち、めぼしい端末はLG電子の「G Flex」ぐらいしか見つけることができなかった。現地ではソニーモバイルの「Xperia Z1 Compact」が人気だったが、すでに日本でリリースした「Xperia Z1 f」の北米版というべきもので、特に目新しさはなかった。

 しかし、そんな平穏なラインナップのスマホの陰で、スマホを駆動するエンジンともいえるモバイルプロセッサの革新は進んでいた。

●デジカメ画像のリフォーカスを可能にする「Snapdragon 805」

 現在、スマホのモバイルプロセッサはクアルコム社製の「Snapdragon」が主流となっている。「iPhone」を除く日本で販売されているほとんどのスマホに搭載されているのは、この中で最速レベルの「Snapdragon 800」であり、その次世代の最上位モデルが「Snapdragon 805」になる。

 この「Snapdragon 805」の処理能力は前機種から40%ほど向上しているのだが、それ以上にいくつかの革新的な機能を持っている。まず、圧縮率の高いH.265形式の動画をハードウェアデコード(圧縮されたデータを復元して再生)する機能を搭載しているのが大きい。H.265は現在のスマホで主に採用されているH.264の約2倍の圧縮率を持ち、期待されているコーデック(圧縮・復元するソフト)だが、そのため再生負荷も高いという弱点を持っている。しかし、「Snapdragon 805」はハードウェアデコーダーを搭載することで、H.265形式の動画を非常に軽々と再生することができる。H.265形式は4K(Ultra HD)動画で標準的に使われる予定の圧縮形式なので、「Snapdragon 805」を採用したスマホは、4K動画を視聴できることになる。

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