都知事選「殿の大逆転」はあるか?細川元総理インタビュー「原発ゼロは経済を成長させる」

Business Journal / 2014年2月4日 1時0分

--細川さんは、私のようなアラフォー世代で働く母親たちからは、強い支持がある。私は未婚・独身で、正直よくわからないのですが、小さな子どもを持つ母親たちの原発に対する嫌悪感は相当なものがあると聞きます。経済的にも女性が専業主婦でいられる時代は終わりました。小さな子どもを置いて働きに出るのはやはり不安で、原発問題がそれを増長させていることは否定できないのではと感じます。

細川 そうですね。現在東京には待機児童が約8,000人いますが、実際にはその3〜4倍いるともいわれている。公約では、4年間でゼロを目指しています。若いお母さんたちが就労の機会を持つのは当たり前の状況で、可能にするために待機児童の問題はスピードを上げて取り組まなくてはいけない。行政だけではなく、民間企業の助けも借りなくてはいけない。今、有資格の保育士さんたちで在宅の方々が結構いるので、彼女たちに就労の機会を持ってもらえるように行政でサポートしなくてはと思います。

●原発ゼロは雇用を創出する

--若年層の雇用も問題になっています。

細川 それも原発と非常にリンクしている。原発をやめると言うことで、自然エネルギーを成長産業に変えることができる。地熱やバイオなどありますが、日本ほど自然エネルギーに恵まれている国はない。欧州でも、自然エネルギーに切り替えて経済成長が始まっている国が少なくない。ドイツではこの6年間で20万人雇用が増えている。日本は7割が森林なのだから、バイオマスで地方を活性化することもでき、日本全体が自然エネルギー大国として発展していくことができる。

--現政権とは方向性が真逆ですが。

細川 今度の選挙は、原発に頼って、極めて旧態依然とした経済を続けようとする人と、自由なスタイルで原発プラスアルファでやっていこうと人と、私たちのように太陽や水、地熱などの自然エネルギーでやっていこうという人たちとの闘いですから、価値観の違い。日本が人口減に向かう中で、大量生産・大量消費の下で原発をあちこちに売りまくってやっていけるかというと疑問です。この点において、小泉さんともまったく合致しています。

--小泉さんとは二人三脚で遊説をやられていますね。

細川 聴講者の数は「総理の時より多い」と小泉さんも笑っています。フル回転で朝早くからやっています。街頭だけに専念できないし、会合や取材対応もある。91歳の瀬戸内寂聴さん(作家)や梅原猛さん(哲学者)も来て、家内と一緒に2号車でまわってくれる。
 
高齢者の方も、自然エネルギーの分野で就労の機会が増えると思います。廃炉にするまで30~40年かかることは見えているので、今から「原発ゼロ」と言うことで、自然エネルギーを日本の成長戦略の中心に位置づけることができるのではないでしょうか。企業活動も活性化することに結びつくはずです。

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