高級ミニバン、各社モデル刷新で競争激化~価格、装備、乗り心地を比較

Business Journal / 2014年2月26日 14時0分

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 4月から消費税が8%へとアップするのを目前に控え、駆け込み需要によって自動車の販売はピークを迎えている。新車の販売台数の約40%を軽自動車が占め、普通車では燃費の良いハイブリッド車が登録ランキングの上位を独占している。

一見、燃費の良い自動車やランニングコストの低い軽自動車ばかりが売れているように見えるが、販売ランキングを詳しく見ると、ほかにも好調なカテゴリーがあることがわかる。それが高級ミニバンだ。

 現在、国産メーカーで高級ミニバンといわれる車種は、トヨタ自動車のアルファード(および姉妹車・ヴェルファイア)、日産自動車のエルグランド、そして本田技研工業のオデッセイの3モデルを指す。もともと、このカテゴリーを確立したのは1997年に登場した初代エルグランドで、アルファードが追従し、ホンダがエリシオン(生産終了)を投入し3強体制となった。

  しかしその3強体制は長く続かず、日本自動車販売協会連合会の発表している新車乗用車販売ランキングによると、昨年1年間の登録台数はヴェルファイアが5万575台、アルファードが3万3764台と、トヨタ車が他社の2台を圧倒している。

 このアルファードとヴェルファイアによるトヨタのひとり勝ち状態に待ったをかけるべく、昨年11月にホンダのオデッセイがフルモデルチェンジ、続いて今年1月に日産のエルグランドがビッグマイナーチェンジを行い、それぞれ商品力を向上させている。オデッセイはエリシオンとの統合によって初のリアスライドドアを採用と大きく路線を変更し、今年1月の販売台数が5278台と順調なセールスを記録している。

●首位トヨタを日産が猛追

 かつては「キング・オブ・ミニバン」と言われたエルグランドも、フルモデルチェンジに匹敵する大幅な改良を行った。改良のポイントは「高級ミニバンらしい外装の迫力アップと、室内空間の拡大と質感の向上」だ。

  特に注目は大幅に改善したラゲッジスペース(荷物収容空間)。3列目シートを前方向に240mmスライドできるようになった。さらに後部のラゲッジボードの高さを150mm程度下げられるようにしたことで、3列目シートに人が座っていても9インチのゴルフバッグを最大6個積載できるように積載量がアップしている。これまでアルファードとヴェルファイアに水をあけられていた部分を、今回のビッグマイナーチェンジによって、その差を一気に縮めている。

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