2ちゃん転載禁止の真意とは?動揺広がるまとめサイトの今後と、問われる違法性

Business Journal / 2014年3月13日 18時0分

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 インターネット匿名掲示板「2ちゃんねる」の中でも特に人気のある「ニュース速報(VIP)」「なんでも実況J」「ニュース速報+」といった掲示板で、スレッドの内容を外部サイトにおいて転載することが禁止された。

 禁止されたといっても、タイトル欄に「転載禁止」の文字が入った程度の変更ではあるのだが、この流れは「2ちゃんねる」全体に広がってきている。これによって、いろいろなところに影響が出てきているようだ。

●「まとめサイト」消滅の危機?

「2ちゃんねる」は、以前から一部の転載禁止を打ち出していた。「面倒なことになりそうな会社さんへ」というタイトルで公開された文書には、当時の大手まとめサイトが名指しされていた。この時、禁止を明言されたサイトは、捏造や改竄などの悪質性が問題視されたのだといわれている。

 しかし、今回の一連の流れはどうも意図が違うようだ。管理人が変わったことがきっかけで、新管理人であるジム・ワトキンス氏の方針として転載禁止との意向が示された。その後、各掲示板でユーザー投票を行いながら転載禁止とする方向性ではあるが、ワトキンス氏は「まとめサイトを停止させるつもりはない、むしろ推奨する」という意図の発言をしており、とりあえず「まとめサイト」が即座になくなるということはなさそうではある。

●なぜ転載禁止とするのか

「2ちゃんねる」では、他人の書き込みコメントを抜き出して「まとめ」と呼ばれるウェブサイトにまとめ上げ、広告収入などを得ることをよしとしない風潮は広がっていた。一部の掲示板では、「アフィリエイトサイトへの転載を禁止する」という言い回しで、有用な内容をまとめたり、話題を読みやすくまとめたりする行為そのものは否定せず、まとめによって収入を得ることを否定していたりもした。

 また、手軽に読めるまとめサイトから興味を持って、本体のスレッドに入って来る新規ユーザーが、すでにできあがっているスレッドの雰囲気にそぐわない、慣例を守らないなどの「空気を読まない」部分を嫌う人も多かったようだ。

 しかし、運営側の打ち出した転載禁止は、そうした感情的なものを理由としていないようだ。書き込みコメントの取捨選別をせずに、ただコピーを残している「ログ速」に対して「法的処置を取る」とした一方で、アフィリエイトがはびこる「まとめサイト」を概ね問題なしとしていることから、ユーザーの感情とは別の思惑があることが読み取れる。

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