激変するソシャゲ業界~株価急騰のコロプラとミクシィ、なぜ大量CM?グリーは非ゲームに活路

Business Journal / 2014年3月19日 18時0分

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 経済メディア上で、ソーシャルゲーム(ソシャゲ)業界がアツい。

 ソシャゲとは、スマートフォン(スマホ)上でダウンロードできるゲームアプリのこと。これまでのフィーチャーフォン(ガラケー)では、Mobage(ディー・エヌ・エー)、グリーなどのプラットフォームからダウンロードしていたが、スマホではiPhoneのApp Storeと、AndroidのGoogle Playから気軽にダウンロードができるようになった。ダウンロードは無料だが、効率よくゲームを攻略するためには、課金が必要となるシステムだ。従来、ゲーム開発会社がプラットフォームに支払っていた手数料が安くなり、その分を開発費にまわすことで、よりレベルの高いゲームを提供しやすくなり、競争が加速した。

 ソシャゲは、ガンホー・オンライン・エンターテイメント(ガンホー)の「パズル&ドラゴンズ(パズドラ)」の大ヒット(3月1日に2500万ダウンロード突破)がきっかけで注目されるようになり、「クイズRPG魔法使いと黒猫のウィズ」(コロプラ)は2月15日に2000万ダウンロードに到達し、モンスターアクションRPG「モンスターストライク(モンスト)」(ミクシィ)は2月15日に300万ダウンロードを突破し、ヒットになりつつある。

 株式市場は、こうした動きに敏感に反応する。

 昨年はガンホー株が高騰。5月14日に年初来高値の163万3000円をつけ、時価総額は1兆8807億円に達し、ディー・エヌ・エー、グリーを抜き去った。その1年前の2012年5月15日に記録した安値14万2700円と比べると、1年間で株価は11.4倍に暴騰したことになる。その後、株式分割し、3月14日の時点(以下同)で618円(ジャスダック時価総額7119億円)だ。

 昨年後半からは、ミクシィ株が急騰。12月には値幅制限のストップ高となり、年初来高値を更新。10月につけた年初来安値の1064円から5.8倍の水準まで膨れ上がった株価は6190円(東証時価総額960億円)だ。ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)ではなく、ゲームでミクシィの復活を印象づけ「一本のヒットで挽回できる」というゲーム業界の特性を体現した。

●注目集めるコロプラ

 現在、ミクシィと並んで注視されているのが、コロプラだ。経済メディアでも「週刊エコノミスト」(毎日新聞社/13年12月17日号)では『ガンホーより潜在力あるコロプラ 位置情報活用に成長の余地』という取材記事が掲載され、「会社四季報プロ500」(東洋経済新報社/2集・春号)でも本命株に紹介されるなど、注目度は高い。同社の株価は2749円(マザーズ時価総額3262億円)だ。

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