進化系ビジネスホテル、なぜ人気?マニア向け、立地特性活用、短時間…ユニークなプラン続々
Business Journal / 2014年4月18日 18時0分

ビジネスパーソンの出張先における宿泊事情に、変化の兆しがあるようだ。長旅や仕事での疲労を癒やすのはもちろん、快適性プラスアルファを打ち出すホテルに注目が集まっているのである。プライベートの旅行にも使え、コスト面でも大助かりなビジネスホテルやカプセルホテルは我々の“身近なオアシス”として進化し続け、現状を紐解くと興味深いサービスや事情が見えてきた。
●ホテル“らしからぬ”発想と立地を生かしたサービス福岡県福岡市の「アンカーホテル博多」では、「カップルプラン・サイコロで6が出ればタダ」というサービスを導入している。平日のみのペア宿泊限定サービスだが、チェックイン時にジャンボサイコロを振り、出目によって割引するというもの。出目が6の場合6000円引きになり、ルーム料金が実質無料となる。ベースとなる宿泊料金は最寄り繁華街の相場通りながら、一気に無料になるチャンスがあり、少なくとも1000円は必ず安くなるというのが嬉しいサービスだ。
東京都北区の「ホテルメッツ田端」は東北新幹線、秋田新幹線、上越新幹線などを見下ろせる立地から、新幹線マニア垂涎のサービスとして「トレインビュープラン」を設けている。単純に部屋から新幹線を眺められるというだけでなく、鉄道車両模型「Bトレインショーティー」や「Nゲージダイキャストスケールモデル」、国鉄寝台列車で使用していた「エ」マーク入り浴衣を特典にするなど、宿泊者用のプレゼントも充実。また、ライティングチェアに新幹線「あさま」「MAX1階席」などのシートと同じ生地を使用した部屋もあり、鉄道好きにはたまらないだろう。
同じく鉄道系サービスを実施しているのが、東京都千代田区にある「秋葉原ワシントンホテル」。「クハネ1304・鉄道ルームプラン」と銘打ち、総延長30メートル、同時に4路線の操作が可能なジオラマが部屋で楽しめるというサービスが注目を集めている。鉄道カフェ「バー銀座パノラマ」オーナー・鈴木邦夫氏監修、鉄道ジオラマ製作会社・ディディエフ作製の最強タッグによって生まれたという鉄道ジオラマは、ファンならば操縦してみたくなること請け合いだ。
「ホテルメッツ田端」「秋葉原ワシントンホテル」の両ホテルは、都心の相場からすると若干高めながら、付加価値に惹かれて利用するファンは多いという。
地域の特色を生かしたサービスを提供しているのは、長野県岡谷市の「岡谷市天王森・ビジネスホテル湊屋」。毎年6月中旬の期間限定だが「ホタル鑑賞送迎プラン」というサービスを実施している。ホタルの名所で“東日本一”といわれる「松尾峡ほたる童謡公園」までの送迎付きというから、仕事の疲れも吹き飛ぶヒーリング効果がありそうだ。
●ビジネスホテルとカプセルホテルの融合-
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