昭和、なぜ密かなブーム?幅広い分野で関連商品続々、企業や店舗も注力、広い世代で人気

Business Journal / 2014年5月24日 1時0分

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 四半世紀前に終わった「昭和」が再び人気になっている。ファッション、グルメ、特撮ヒーロー、映画、ドラマ、歌謡曲と、さまざまな“昭和の文化”が続々と商品化され、昭和関連の書籍やDVDの売れ行きも好調。「昭和」をリアルタイムで知っているのは30代以上の人に限られるが、当時を知らない世代にも、逆に“新しい文化”としてウケているようなのだ。

 例えば、近ごろ街で見かけるタイト(細身)のミニスカートをはいた女性たちや、肩からセーターをかける「プロデューサー巻き」は、1980年代後半~90年代初頭にかけたバブル期に大流行した、典型的な昭和のファッションだ。また、やはり当時流行ってその後、絶滅したはずのセカンドバッグも、クラッチバッグと名前を変えて復活しつつある。さらに、食でいえば、最近。B級グルメとして人気になっているスパゲッティ・ナポリタンは昭和の喫茶店の定番メニューだし、ロッテアイスが4月に発売したアイスクリーム「爽 冷凍みかん」も、昭和世代にとっては冷凍みかん=給食のデザートというイメージを喚起される人が多く、こうした商品も“昭和人気”のひとつの表れだといわれている。

 昭和のサブカルチャー人気も急上昇している。滋賀県の佐川美術館は4月5日から6月15日まで「昭和のウルトラシリーズ」のマスクや原画、台本といったお宝を集めた「ウルトラマン創世紀展」を開催中だ。同じく昭和を代表する国民的な特撮ヒーロー「仮面ライダー」も、3月末から特撮映画『平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊』(東映)を公開中。公開初日には平成ライダーと昭和ライダーのどちらがいいかを決めるファン投票が行われたのだが、総投票数は実に277万票あまりと、昨年の「AKB48 32ndシングル選抜総選挙」の総投票数264万6847票を上回る数字で、昭和世代のお父さんお母さんはもちろん、その子どもや若い世代まで昭和のヒーローに熱い視線を注いでいる様子がうかがえる。

「松竹や東映、東宝、日活、角川書店の映画5社は今年1月、『昭和キネマ横丁』と題して昭和を代表する名作映画150本を一挙にDVDレンタル化しました。昨年にはマッハ文朱やビューティ・ペア、ミミ萩原など、歌手としても活躍した昭和の人気女子プロレスラーの楽曲を収録したコンピレーションアルバムも発売されています。こうした昭和のカルチャーが人気になっている一番の理由は、消費者の高齢化です。特に団塊の世代はどんどん定年退職する一方、若年層はモノを買わなくなった。その結果、お金も時間も比較的余裕のある昭和世代をターゲットにした商品やサービスが次々に出てきているのでしょう」(シンクタンク・アナリスト)

●昭和に特化した雑誌、部数3倍に

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