名優・綿引勝彦や岡江久美子に何が…名作ドラマ『天までとどけ』の出演者に続いた悲しい死
Business Journal / 2021年1月31日 18時0分

出演者、関係者に不幸な出来事や、不祥事などが立て続けに起こる映画やテレビドラマを「呪われた作品」などと呼ぶことがある。「呪われた」とはなんとも不謹慎な物言いだが、そうでも呼ばない限り、その作品に降りかかった「負の連鎖」を説明できないような、そうした作品というものが存在するのだ。このシリーズでは、そうした不幸、悲しみが連続した作品たちを取り上げてみたい。
シリーズ第2回「水谷豊、寺脇康文、高樹沙耶が共演NGになったワケ…『相棒』と『刑事貴族』の因縁とは」はこちら
13人の子どもを生んだ母親役女優・岡江久美子のあまりにも悲しい最期1月13日に、俳優の綿引勝彦が昨年12月30日に膵臓がんのため75歳で亡くなっていたことがわかった。綿引といえば長い間、クセの強いコワモテの役が多かったが、昼ドラマ『天までとどけ』シリーズ(TBS系)で優しくたくましい父親役を好演したことで新境地を開き、その後も2010年代半ばまでは第一線で活動していた。
綿引の代表作ともいえる『天までとどけ』シリーズは、綿引演じる新聞記者の父親と、専業主婦の母親、そして13人の子どもたちの成長を描いた大家族ドラマで、1991年3月から1999年4月まで全8シーズンにわたり制作された人気作品だった。
しかし『天までとどけ』は、いくつもの悲劇に見舞われた作品でもある。今回の綿引の死は、彼の年齢を考えればある程度避けられなかったものという理解も可能であろうが、これまでほかの多くの出演者・関係者を、幾度となく不運がおそっているのである。
まず記憶に新しいところでは、母親役を演じた岡江久美子の衝撃死であろう。2020年4月に新型コロナウイルス感染の疑いが生じた彼女は、当初、数日間PCR検査を受けられないまま容態が急変。そこから短期間で肺炎により63歳の若さで逝去した。朝の情報番組『はなまるマーケット』(TBS系)の司会を長年勤め、元気でハツラツとしたキャラクターが親しまれた岡江の急死は、多くの人を悲しませたと共に、社会全体に未知のウイルスの恐ろしさを知らしめるものになった。
名バイプレイヤーとして活躍中だった三男役の俳優・金杉太朗のまさかの転落死『天までとどけ』の13人の子どもたちのなかに、岡江、綿引より先にこの世を去った人物がいる。三男・公平を演じた金杉太朗だ。次男・信平を演じた河相我聞を除き、『天までとどけ』にレギュラー出演した子役、若手俳優の多くが、大人になって俳優として成功した……とはいい難く、芸能界を離れている者も多い。そのなかにあって金杉は、シリーズ終了後も多くのテレビドラマにバイプレーヤーとして出演していた。
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