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河井克行元法相、保釈中に自民党と密約か…議員辞職&買収を認めた恐ろしい舞台裏

Business Journal / 2021年4月7日 18時10分

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 国会議員秘書歴20年以上の神澤志万です。

 4月1日、公職選挙法違反(買収など)の事件で公判中の河井克行元法務大臣の議員辞職がようやく報じられましたね。「まだ議員辞職してなかったんだ?」と思われた方も多いかもしれません。妻の河井案里前参議院議員は1月21日に有罪判決を受けて、2月3日にとっくに議員辞職していますからね。

 河井元法相が4月に入ってから辞職したのは、4月分の歳費(お給料)をもらうためでしょう。1日でも在籍していれば、その月の分は支払われるからです。ちなみに、歳費月額は129万4000円ナリです。

 また、在籍期間も4月まで算入されます。在籍期間と任期の期数は国会での座席や役職を決めるときの基準になるので、とても重要です。もっとも、河井元法相は「二度と立候補しない」と宣言しています。こうなってしまうとなかなかお声はかからないでしょうが、どうなるかわからないのが永田町というところです。

 何もしないのに130万円も税金からもらうのもどうかと思いますし、議員辞職のタイミングを自民党と調整したことはマスコミもわかっているはずです。もっと追及してほしいです。

河井元法相と自民党の“密約”とは

 当初は容疑を否認していた河井元法相でしたが、3月23日の被告人質問で一転して買収を認め、「責任のすべては私が負う」と述べました。

 国民の多くは、2019年の参議院議員選挙で自民党本部が案里候補に1億5000万円を提供したことに疑問を持っていると思います。菅義偉首相は「支部の党勢拡大などの政党活動のため、党内で定めた基準と手続きに従って、党本部から適切に交付された」と説明していますが、本当にそうでしょうか。

 もちろん、自民党は「なぜ案里候補に1億5000万円なのか」を説明することはできないでしょう。理由なんてないからです。「当時の安倍晋三首相と菅官房長官に言われて出しただけ」だと思います。永田町は、そういう世界なんです。根拠のない支出が許されてしまうんですね。

 思えばこの事件、もとはといえば、安倍首相(当時)との確執が取り沙汰されていた溝手顕正前参議院議員を落選させるために起きたものでした。いわば案里候補は「刺客」だったんです。そして、見事に溝手候補を落選させた河井元法相は自民党からすると立派な功労者なので、袖にはできないわけです。保釈後に自民党から「そんなお話」があって、今回の「否認一転、認める」になったのでしょう。

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