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参院広島再選挙で自民党を破った“シングルマザー”宮口議員の危機管理が不安視される理由

Business Journal / 2021年4月29日 14時30分

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 国会議員秘書歴20年以上の神澤志万です。

 4月25日に、3つの国政選挙と2つの市長選挙がありましたね。このうち、衆議院北海道2区の補欠選挙については書かせていただきましたが、最も注目されていたのは参議院広島選挙区の「再選挙」だったのではないでしょうか。

 ここで豆知識ですが、「補欠選挙」と「再選挙」は違います。補欠選挙は、議員の死亡や辞職などによって議員が足りなくなったときに行います。衆院北海道2区は前職の元農林水産大臣・吉川貴盛氏の辞職、参院長野選挙区は羽田雄一郎議員の死亡に伴うものでしたから、補欠選挙となりました。

 そして、参院広島選挙区の場合は、前職の河井案里氏が裁判で有罪となり、当選が無効になったことで「再選挙」となりました。めったにないことなので、耳慣れないですよね。総務省によると、国政選挙では1950年以降で衆院で3件、参院では2件のみ、直近では94年9月に新間正次氏の学歴詐称による当選無効に伴い、参院愛知選挙区で行われたようです。

 ちなみに、案里氏が当選後に受け取っていた歳費や期末手当、文書通信交通滞在費の総額4942万6514円については、法律上は国庫への返納義務はないそうで、批判を浴びていますね。4月26日には、広島県の住民6人が、案里氏に対して歳費を国に返還させるよう求める訴えを東京地方裁判所に起こしました。これも注目ですね。

宮口氏の“シングルマザー”はイメージ戦略?

 改めて、今回の再選挙を振り返ってみますね。

 フリーアナウンサーで立憲民主党・国民民主党・社民党が推薦した宮口治子候補が自民党の西田英範候補らを抑え、初当選を果たしました。自民党は、岸田文雄前政調会長が広島県連会長として陣頭指揮を執ってがんばりましたが、痛恨の敗戦となってしまいました。岸田前政調会長は次期総裁選も狙っているので、なんとしても西田候補を当選させて勢いを取り戻したかったようです。秘書仲間によると、「なりふり構わないほどの応援ぶり」だったそうで、自民党支持者にはその熱意が伝わっていたと思います。

 でも、熱かったのは岸田前政調会長だけではありません。今回の再選挙は大接戦、そして大激戦で、選挙陣営は一喜一憂の日々だったんです。だから、マスコミもどちらが勝利するのか、最後の最後までわかりませんでした。

 とはいえ、「予定稿」を掲載してしまった毎日新聞の大失態は許されるものではありませんが、マスコミの裏事情が表に出てしまったと笑い話にしてあげてもいいかもしれません。毎日新聞が25日の投票終了時刻の20時より前に、宮口・西田両候補の当確情報を誤ってホームページに掲載してしまったのです。選挙や訃報などは「予定稿」といって、いくつかパターンをつくっておくのですが、それが出てしまったんですね。謝罪記事も出ていましたが、ちょっとおもしろかったですね。

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