滋賀県、ブーム到来の謎…なぜ観光客激増?

Business Journal / 2017年11月23日 0時0分

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 再開発が進む東京・日本橋に、またひとつ新たなアンテナショップがオープンした。滋賀県の「ここ滋賀」だ。10月29日のオープニングセレモニーには、三日月大造知事や滋賀県出身のジャーナリスト・田原総一朗さん、滋賀ふるさと観光大使のミュージシャン・西川貴教さんらが駆けつけた。

 日本橋にはこの数年、自治体のアンテナショップが続々とオープンした。山口県、島根県、奈良県、長崎県、富山県など。滋賀県を加えると10県の拠点が集積する激戦区となっている。よほど個性的な展開、運営をしないと生き残っていくのは大変だろう。

 ショップの名前は、「ここ滋賀」と一風変わっている。同県のフェイスブックにネーミングの由来が記載されている。

「『ここ滋賀』という名前には、(1)『ここ』に滋賀があり、『ここ』から滋賀を発信する、(2)『ここ』へ来れば滋賀に行きたくなる、(3)英語の『COCO』→コミュニティ、コワーキングなど、人と人とが手を結び共に創るイメージ、(4)滋賀といえば琵琶湖であり、『湖国』といった意味が込められています」

 特産品の販売だけでなく、情報発信、観光や産業誘致の拠点にしたいとの思いが込められているようだ。

 日本橋交差点に面した立地は最高だ。コレド日本橋と高島屋の間に位置し、常に多くの人々が行き交う。「ここ滋賀」は1Fが総合案内と特産品を販売するマーケット、地酒バー、イベントエリアなどで構成されている。2Fは「近江牛と発酵」をテーマに滋賀の食材を使ったレストラン(コース料理5000円~)、屋上はテラスとなっている。

 マーケットには近江牛関連商品、鮒ずし、近江米、近江茶などの食材に加え、雑貨や工芸品など地場産業の特産品が並ぶ。ショッピングを楽しむ中高年女性だけでなく、近くを通りかかったビジネスパーソンが立ち寄っていくシーンも見られる。地酒を堪能するシニアの姿もあった。

 いろいろな特産品がワンフロアに凝縮されているので、滋賀県内のエリアごとの特性がわかりにくい。大津、彦根、信楽、竹生島など魅力的な土地のそれぞれの個性、特徴をもっとダイレクトに感じられるレイアウトがあってもいいのではないのか。各地のパンフレットを置いておくだけでは魅力は伝わり切らない。

●「出生率全国2位」「百貨店・スーパー数全国1位」が示す、暮らしやすさ

 滋賀県のイメージといえば、日本一の湖・琵琶湖だろう。そのほかに思い浮かぶのは、近江商人、近江牛、彦根城、安土城、比叡山延暦寺といったところか。

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