「お山の大将」とんねるず、企画段階で名前すら出ず…『みなさん』内容関与で逆に視聴率低下

Business Journal / 2018年1月12日 19時0分

「『とんねるずで番組をつくろう』という気が、今までに起きたことがありません。企画書を書いた記憶もまったくない。彼らのまわりには、常に港さん(現・共同テレビジョン代表取締役社長の港浩一氏)や石田さん(現・フジテレビ人事局付嘱託エグゼクティブプロデューサーの石田弘氏)、さらにはほかのスタッフが取り巻いていて、とんねるず自体にも“あの班”でしか仕事をしないイメージがあるから食指が動かないんですよ」(民放BS局のプロデューサー)

 とんねるずの出自について、さらに続ける。

「そもそも、キャリアのスタートからして、ほかの芸人とは違う歩み方をしていますから。下積みもほとんどない学生上がりのタレントが、いきなり日枝さん(現・フジテレビ取締役相談役の日枝久氏)というテレビ局のトップに気に入られたわけで、つまり彼らは純粋培養された“お山の大将”なんです。石橋貴明は帝京高校の野球部、木梨憲武は同校のサッカー部出身でしたが、番組での“部活ノリ”は最後まで変わらなかったように思います」(同)

 前出の放送作家は、そうしたとんねるずの“体質”について以下のように付け加えた。

「特に石橋が気に入らない作家や相性が悪い作家をクビにするという悪評は、昔から聞いていました。ただ、昔は業界全体にそうした陰湿さが横行していたのも事実です。日曜朝の長寿番組で名司会者といわれている元俳優や、後輩タレントたちから『先生』なんていわれている2世コメディアンに作家陣がイジメられた……なんていう話はよく聞きます。とんねるずは、そんな因習を良くも悪くも踏襲していた最後のお笑いタレントなのかもしれません。というより、テレビで“遊ぶ”最後の世代ですね」(前出の放送作家)

 浮かび上がってきたのは、とんねるずが業界人からも見放されつつあるという厳しい現実だ。とはいえ、一時代を築いたことは間違いなく、フジテレビが功労者に何も恩賞を与えないというのも考えにくい。果たして、4月以降にとんねるずの名前をフジテレビの番組で見かけることはあるのだろうか。
(文=編集部)

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