ディスコ、社会的ブームに…高齢者施設でも大フィーバー
Business Journal / 2018年5月1日 16時0分

筆者と同じ世代の方にとっては、ディスコは青春の思い出が詰まった場所ではないだろうか。最近では、各地で1980~90年代のダンスミュージックを、新しいものとして楽しめるようなディスコイベントが開催されている。
「平成ディスコムーブメント」と呼ばれるこの現象の裏には、ひとりのDJ(ディスクジョッキー)の長年の努力があった。そのDJとは、「DJ OSSHY」である。
OSSHYは、高校時代に友人と初めてディスコに行った日からDJの持つクリエイティブな一面に魅せられ、試行錯誤しながらDJを続けてきた。
民放テレビ初のフリーアナウンサーとして50年以上活躍し続ける押阪忍氏を父に、タレントとして人気を博した栗原アヤ子氏を母に持つOSSHY。昭和テレビ界で大きな影響力のあった両親は、一時はDJ活動について否定的な見方をしていたという。しかし、OSSHYが地道な活動を続け、ディスコを大きく変え社会貢献ができる文化へ成長させた今、両親も彼の活動を後押ししているという。
●夜の文化を昼へ
OSSHYは「ディスコのイメージを変え、より多くの人に楽しんでほしかった」と話す。「ディスコは夜の文化」という固定観念を破り、昼に開催する「親子ディスコ」「ファミリーディスコ」は回を重ねるごとに参加者を増やしている。
「15年前に親子ディスコ、ファミリーディスコを始めた頃は、DJ仲間からは『昼間にディスコなんて、何やってんだよ。ディスコは大人の夜の遊び場だ』とか、『昼に健康的なディスコ? まして子供が来るなんてディスコじゃない』などと、だいぶ叩かれました。一般的にも、ディスコはいかがわしそうなイメージもあるのか、初回の参加者は50人でした。それでも、参加してくれた親子がディスコを楽しみ、心から笑い合う姿を見て、これは親子がディズニーランドへ行くように楽しめるイベントになると確信し、その後も地道に開催し続けました。そして15年目となった今、参加者は450人を超える規模になりました」(OSSHY)
最近では、中学校の指導要領にダンスが入ったことも親子ディスコへの参加を促している一因となっているようだ。思春期の子どもがディスコを体験することで、「お母さんやお父さん、こんな曲知っているんだ。かっこいい」「ディスコで踊れるお父さん、お母さんってイケてる」と言われるなど、親子の距離をより近づけるきっかけにもなっているようだ。夜の文化であったディスコがまったく違った文化へと変化を遂げているといえる。
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