第2のスルガ銀行問題か…西京銀行の不祥事体質、TATERUの顧客向け融資独占

Business Journal / 2018年9月8日 0時0分

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 東証1部上場の不動産会社TATERUが、アパートに投資する顧客から受け取った預金残高など融資に必要な資料を改竄していたことが判明した。23万円の預金残高が623万円に水増しされていた。

 TATERUは不正を認め、「ほかに同様の改竄がないか調査していく」と発表した。詳細は不明だが、TATERUの顧客の融資の申し込みを一手に引き受けていたのが西京銀行だったとされている。TATERUが申請した融資がすべて実行されたわけではないようだが、西京銀行はTATERUの準メイン行となっている。TATERUは新興のアパートデベロッパーである。

 TATERUは9月4日、従業員が投資用不動産向けの融資審査を通りやすくするため顧客の銀行口座の残高を改竄していた問題で、特別調査委員会を設置すると発表した。改竄の経緯や企業風土などについて調査する。調査委は弁護士とTATERUの社外取締役で構成し、3カ月をメドに結果を報告する予定だ。

 西京銀行は山口県周南市に本店がある第二地銀で、店舗数は43、貸出金は1兆1038億円(3月31日現在)。平岡英雄頭取は「脱・銀行」を標榜している。「銀行はサービス業」としている。スルガ銀行のオーナー、岡野光喜会長兼CEOの発言と同じだ。スルガ銀行は、創業家の関連企業に500億円を融資していたことが金融庁の立ち入り検査で明らかになった。金融庁は、不透明な情実融資がなかったか調べているが「数十億円があやしい」(関係者)とされる。9月7日に第三者委員会の調査報告書が公表されるが、ここで情実融資の実態が明らかになるのか、注目される。

 TATERUの株価は9月3日、前週末比400円安(ストップ安)の1206円まで下げた。4日は1000万株を超える売り物が殺到、300円安(連続ストップ安)の906円まで下落。5日も150円安(ストップ安)で756円。連日、年初来安値を更新し、3日間で株価は半分になった。TATERUが大株主で、東証マザーズに上場したばかりのGATECHは4日、1240円安の7800円。安値は7610円(1430円安)。9月30日を基準日として1対2の株式分割を実施すると発表したことで、株価は8月2日に1万2640円まで急騰していただけに、下げはきついだろう。9月5日は1080円安の6720円で、一時、6660円まで下げた。高値からは47%安という大暴落だ。

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