作業着専門店「ワークマン」、女性客殺到でブームに…圧巻の高機能&低価格

Business Journal / 2018年11月21日 11時0分

 ワークマンのプロ向け商品が一般的な用途で使われた例として、屋外で作業する作業員が雨天時に着るための防水防寒ウェアを、バイクユーザーが運転時に着用するようになったことがある。それがSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)などで拡散され、バイク用としての評価が高まったことから、バイクユーザー向けの機能を追加したバイク専用ウェアを開発するに至ったという。

 たとえば、バイクユーザー向けのレインスーツ「バイカーズ」は、従来品と比べ生地の強度や耐水性を強化したほか、股下の長さを10センチ長くして裾から雨が入るのを抑えるようにしたり、首回りから雨が入るのを防ぐネックガードを付属で付けるなど、バイクユーザー向けの機能を強化した仕様になっている。

 このようなバイク用途のほか、釣りや登山、スポーツなどの用途でも使われるケースが目立つようになっていった。そこでワークマンは、レインスーツの「イージス」、アウトドア向けの「フィールドコア」、スポーツ向けの「ファインドアウト」の3ブランドを一般消費者向けに強化していった。どれも売り上げは好調だという。釣り用のブランド「イージスオーシャン」は毎年、販売してからわずか1カ月で完売になるほどの人気があるという。

●圧倒的低価格実現の秘密

 これらに人気があるのは、機能性だけが理由ではない。低価格であることも大きな理由となっている。1900円、2900円といった低価格の機能性ウェアも少なくない。同様のメーカー製品の3分の1から半分程度の安さで販売しているのだ。前述のバイカーズも高い機能性に加え、圧倒的な低価格が人気の理由となっている。同様の商品をバイク販売店などで買えば1万円を超えることも少なくないが、バイカーズは5800円という圧倒的な低価格で販売されている。

 低価格を実現しているのは、10万着単位で大量生産し、生産コストを低減することができるためだ。それを全国800店超の店舗で販売できることが大きい。仮にワークマンプラスだけでしか販売できないとなると、これだけの大量生産は不可能だが、既存のワークマン店舗でも売れる商品群のため、大量販売が可能となっている。

 女性からの人気が高いのも特徴的だ。既存のワークマン店舗の女性客の割合はわずか20%程度にすぎないが、ワークマンプラスららぽーと立川立飛店のオープン時の女性客の割合は45%にも上ったという。ワークマンは、女性作業員向けのおしゃれな作業服の開発も進めており、それで培ったノウハウを一般向けにも応用したことで、そのデザイン性の高さが評価されたかたちだ。ピンクなどのカラフルな色を使ったファッション性の高い機能性ウェアを低価格で取りそろえている。

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