韓国のレーダー照射は「危険行為」に該当せず…根深い韓国軍の反日姿勢、日本を仮想敵国化

Business Journal / 2019年1月9日 21時0分

●「レーダー照射」を口実にイラク攻撃

 日本で火器管制レーダーの照射が「きわめて危険」「戦争寸前」などと騒がれるようになったのは、2013年1月30日に東シナ海で中国のフリゲート「連雲港」(2300トン)が日本の護衛艦「ゆうだち」(6300トン)に火器管制レーダーを照射して以降だ。今回韓国に抗議したのも、5年前の中国との先例を踏襲したものと思われる。それ以前にも海上自衛隊の護衛艦や哨戒機は50年以上、日本近海でのソ連等の艦船の行動を監視していたから、火器管制レーダーの照射を受けることは稀ではなかったはずだ。

「ゆうだち」が照射を受けた際にも、当初海上自衛隊は特に重大な事件とは認識していなかった様子だ。小野寺五典防衛大臣が発表したのは6日後の2月5日で、当時一部のメディアからは「海上自衛隊がすぐに防衛省上層部に報告しなかったのはけしからん」との批判も出た。だが、これは騒ぎ立てるほうが素人なのだ。

 当時、沖縄県民に対する浅慮な罵言で解雇された粗忽な元米国外交官が「米軍は火器管制レーダーの照射を受ければただちに反撃する」と述べたことが、日本の保守派政治家やメディアに影響し「大変な事件」と思われるようになった。もし火器管制レーダー照射に米軍がただちに反撃していたなら、とっくに米国とソ連の艦隊の海戦が起き、核戦争に発展していただろう。

 米軍は1991年の湾岸戦争後、サダム・フセイン政権の転覆をはかり、クルド人の反乱を支援、イラク上空を飛行禁止地帯にすると宣言、イラク領空を常に米軍機が哨戒飛行していた。この際にイラクの対空ミサイルの火器管制レーダーが米軍機を照らすと、それを口実に米軍機はただちにレーダーやミサイル発射機を攻撃した。

 米軍機がイラク領空を飛び回って挑発し、相手がそれに乗ればただちに攻撃ができたのは、米軍機が初めから攻撃をしようと計画して、レーダー電波をとらえてその発信源に向かう「HAAM」などのレーダー破壊用ミサイルを搭載していたからだ。平時に軍艦同士が公海上で火器管制レーダーを向けるのとは状況はまったく異なる。解雇された元米外交官は軍事問題に一知半解の知識しかないため「イラクがレーダー照射をしたから攻撃した」との米軍の発表を読んで、それが普遍的な軍事行動の基準と思い違いしたようだ。

●予算確保のために日本を仮想敵にする韓国軍

 実は日本の対空ミサイル部隊も、上空を通る旅客機など民間機を標的代わりにして、火器管制レーダーでそれを追尾する訓練をしていたことを私は知っていた。だが、ミサイルを発射する準備をしていたわけではなく、単にレーダーの訓練をしているだけで、なんの危険もないから記事にはしなかった。

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