フジ『QUEEN』視聴率暴落で4%台目前…「気分が悪い」「おもしろくない」とヒドい酷評の嵐

Business Journal / 2019年1月19日 17時0分

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 竹内結子が主演を務める連続テレビドラマ『スキャンダル専門弁護士 QUEEN』(フジテレビ系)の第2話が1月17日に放送され、平均視聴率は初回の9.3%から3.5ポイントダウンの5.8%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)だった。初回では2ケタ狙える位置につけていたにもかかわらず、2話目でここまで視聴率を落としてしまったのは、ネタ選びに失敗したからではないだろうか。

 初回は女性アイドルグループの解散劇を描いたが、これがSMAPの“謝罪会見”と「そっくり」とインターネット上で話題に。ただ、件の記者会見については「悪夢」「見せしめみたいで心苦しかった」といまだによく思っていない人も多いため、「猛烈な悲しみと憤りを感じた」「ほんと不快」といった批判もあがっていた。この時点で、すでに次週以降の視聴をやめてしまった人も多かったのだろう。

 そして2話では、セクハラ疑惑やデザインのパクリ騒動など、広告業界に渦巻く問題が描かれた。話としては、主人公の氷見江(竹内結子)がセクハラ疑惑が報じられた依頼主のために奔走し、スキャンダルを沈静化させるというものだったが、やはり今回も「実際にあった騒動を彷彿とさせる」と現実と結び付けて見た人が多かったようだ。

 現実で起きた事件や騒動とリンクした作品という点ではおもしろいのだが、どれも表面上を真似ただけで、当事者の心情や取り巻く環境に深く切り込んでいないため、かなり薄っぺらい話になっているのが非常に残念だ。トラブルに関しても、あっと驚く方法で解決するわけでもないため、現状では「中身スッカスカで残念なドラマ」「全然スカッとしないね」「期待してたのにおもしろくない」「気分が悪い」と批判の声も多くあがっている。

 とはいえ、いい点もある。氷見と与田知恵(水川あさみ)の掛け合いは見ていて楽しいし、真野聖子(斉藤由貴)がボソッと的を射たことを言うところ、ほぼ出てこないが登場しただけでなぜかおもしろみが増す鈴木太郎(バカリズム)の存在などは秀逸だ。緊張感がないからこそ、気負わずに見られるという点は評価すべきだろう。

 しかし、今期はほかに弁護士ドラマが2本に刑事ドラマが3本と“事件解決系”で偏っているばかりか、テイストも暗い話題より明るい話題を扱っているもののほうが多いため、『QUEEN』の良い点が霞んでしまっているように見える。もし前期に放送されていれば、おそらく視聴者の評価はもっと高かったのではないだろうか。

 ある意味、放送時期もテーマも完全に見誤ってしまった感のある『QUEEN』だが、ここからの巻き返しに期待したいところだ。
(文=絢友ヨシカ/ライター)

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