旗艦店閉店のH&MやFOREVER 21は、なぜユニクロとGUに惨敗したのか?

Business Journal / 2019年1月21日 8時0分

「H&Mは、攻め感のあるアイテムと、ベーシックなアイテムとの差が激しいブランドです。オシャレ感度が高い人には刺さるにせよ、万人ウケはしません。それと、昨年はアーデム、今年はモスキーノといった具合に、ハイブランドとのコラボレーションを実施するのもH&Mの特徴なのですが、その時期だけ店に客が飛び込んで、あとは大して混まないという印象もあります。

 FOREVER 21も、日本で受け入れられるのは難しいテイストのブランドでしょう。年上ではなく若者向けで、西海岸風やサーフ系に偏っており、夏に着る分にはよくても、冬になるとツラいという特性があるはずです。

 H&MやFOREVER 21の代表的な店舗が次々と閉店した話にもつながるのですが、昨今はファストファッションの路面店が減ってきており、ショッピングモールへの出店が目立ちます。路面店は敷地や家賃の問題がありますし、最近は『ショッピングモールに行けば、すべてが揃う』という“時短ショッピング”が人々の定番になってきていますからね。

 しかしショッピングモールでは、GLOBAL WORKやniko and...といった国内ブランドが、外資系とほぼ同じ値段でありながらも、高品質なアイテムを取り揃えています。そうなると、消費者が外資系ではなく国内ブランドを選ぶのは当たり前で、ファミリー層は特に顕著なのではないでしょうか」(同)

●ユニクロの天下はまだまだ続くも、外資系ではZARAが気を吐くか

 外資系ファストファッションのブームが過ぎ去り、苦境に立たされているのは、必然の結果だといえるのかもしれない。続いて、国内ブランドの動向についても解説してもらった。

「やはりユニクロは良質な素材を使っていますし、若い世代から高齢者まで幅広い世代にウケる、ベーシックなアイテムがメイン。それと同時に、トレンドを意識したアイテムも取り入れていますから、今後も日本の“プチプラ”を支えていく存在になりそうです。ベーシック寄りのブランドですと、ほかには無印良品も優れていますね。

 一方でGUは、若い世代が顧客のほとんどを占めているのではないでしょうか。今まではアラサー・アラフォーの人々も興味を示していたものの、GUというブランドの認知度が上がれば上がるほど、同じ服を着る人たちが増えていきます。上の世代の人々は、街ですれ違う若者と服の柄が被るようなことがあると恥ずかしくなってしまいそうですし、それが理由でGU離れが進んでいるという可能性は考えられそうです。

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