人気作『家売るオンナ』想定外の視聴率低迷…ファンの期待を裏切った“制作陣の誤解”

Business Journal / 2019年3月8日 17時0分

 留守堂のキャラクターが“ドジ”であると強調されてきたのは、このためでもあったのだろう。インターネット上には「勘違いしたまま大人になってしまったなんて切ない」「万智を思って不動産屋さんになったのに、人生の取り返しがつかないよね……」など留守堂への同情も寄せられたが、それよりも「逆恨みはダメでしょ? 万智は何も悪くないじゃん!」「留守堂はかわいそうだけど、勘違いは自分のせいだよね」「この思考回路、怖すぎる」といった書き込みのほうが圧倒的に多かった。「愛が憎しみに変わる」というケースは聞いたことがあるけれど、思い込みが激しく、自分の間違いを受け入れられずに逆恨みする人間は確かに怖い。

 この急展開から次週フィナーレを迎える同ドラマだが、公式サイトによれば、留守堂は“万智のノウハウを組み込んだAI”を使ってテーコー不動産をピンチに追い込むらしい。いわば「万智(本物)vs.万智(AI)」の対決なのでおもしろそうではあるが、かなり突飛な最終回である。視聴率が停滞しているなか、“賭け”に出たのかもしれない。

 そもそも、同ドラマのファンは万智が家を“爆売り”する姿に盛り上がるのだから、万智と留守堂の話がポイントとなった第9話が盛り上がりに欠けたのも仕方ない。その点、最終回は万智の活躍に期待していいはずだ。現時点で第2話の12.9%が自己最高視聴率となっているが、最後にこれを上回ることができるだろうか。
(文=美神サチコ/コラムニスト)

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