『パーフェクトワールド』第2話も絶賛続出…恋愛をあきらめていた障害者のラブストーリー

Business Journal / 2019年4月25日 19時0分

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 松坂桃李が主演を務める連続テレビドラマ『パーフェクトワールド』(フジテレビ系)の第2話が23日に放送され、平均視聴率は前回より1.1ポイント減の5.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことがわかった。

 このドラマは、大学時代の事故で下半身が不随になった建築士の鮎川樹(松坂)と、高校時代の同級生・川奈つぐみ(山本美月)が繰り広げるラブストーリー。第1話は、障害者の日常や抱える悩みなどをリアルに描き出したことに対しては評価する声が多く上がったが、一方で恋愛ドラマとしてはリアリティーに欠けていた面が視聴率低下につながったのかもしれない。

 第1話のラストで川奈の強力なライバルになりそうな女性・長沢葵(中村ゆり)が突然登場したことで、第2話は波乱に満ちた内容になることが予想されたが、実際には特に何も起こらなかった。長沢はあくまでも通いのヘルパーであり、どうやら結婚もしているらしい。鮎川に対しては、なかなかの“上から目線”で接し、鮎川も「はいはい」といったような態度であしらっている。

 川奈を見る目は異常に冷たいし、何か含みのある表情でじっと見つめているが、これといって敵対心むき出しの態度を取るわけでもない。鮎川の語るところによれば、長沢は誰に対しても威圧感がすごいらしい。早くも鮎川をめぐる女のバトルが始まるのか――と予想された分、正直言ってつまらない展開だったが、川奈の気持ちを考えると何事も起きなくてよかったとも思う。

 とはいえ、長沢はこの後もストーリーに深くかかわってくるに違いない。実際、雨のなかで鮎川と川奈がただならぬ雰囲気になっているのを遠くから見かけた長沢があわてて引き返す場面もあった。長沢を演じる中村ゆりは、美人だが冷徹そうで、何を考えているのかわからない役柄にドンピシャではまっているので、もっと話をかき回す存在として活躍するのを見たい。

 このほか今回は、ジャニーズJr.内ユニットSixTONESの松村北斗演じる渡辺晴人にも視聴者の関心が集まった。第1話では鮎川の同僚のひとりとして登場しただけだったが、第2話では片脚が義足であることが判明。ズボンの裾を上げたら金属の義足が出てきたのには川奈もびっくりしていたが、視聴者も驚かされた。

 そんなある日、川奈は「美術展がある」と鮎川を誘い、体育館へ出向く。会場の扉を開けると、車いすバスケットボールの対戦が行われていた。そこにいたのが、競技用の車いすに乗った渡辺。高校時代バスケットボールで活躍していた鮎川を車いすバスケに引き入れるため、川奈の協力を得て嘘をついて連れてきてもらったのだった。渡辺も中途障害者だが、その表情は明るく、自分ができることを心から楽しんでいる。車いすを巧みに操って競技する姿は、外見も内面もイケメンそのもの。視聴者からは「北斗くんめちゃかっこ良かった」「車いすバスケうますぎる」「演技力があっていい俳優さん」「演技うまいからジャニーズだと思わなかった」「あの笑顔が頭から離れない」など、絶賛の声が上がった。

 メインストーリーである鮎川と川奈の関係も進展。恋愛をあきらめていた鮎川は、川奈のまっすぐな心に動かされ、告白を受け入れた。第3話からは、2人の前に数々の難題が立ちはだかる展開になっていくようだ。ただ、相変わらず恋愛ドラマとしては非常に描写が甘く、川奈がそこまで鮎川を好きになれる理由が、いまだにさっぱりわからない。そこの前提が甘いままでは、2人が荒波を乗り越えていく今後の展開に視聴者があまり感情移入できないのではないかと心配になる。題材としてはとても良いドラマなので、2人の恋愛物語もしっかりつくりこんでほしい。
(文=吉川織部/ドラマウォッチャー)

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