菊池雄星の松ヤニ疑惑と米大リーグにはびこる日本人差別問題…イチローや田中将大も餌食

Business Journal / 2019年5月11日 18時0分

 04年にシーズン最多安打記録を更新してメジャーでもレジェンドとなってからも、『チームが低迷しているのにヒットを打ち続けている』というだけで『利己的だ』『チームプレーに徹していない』という不可解な批判を受けたことがありました。これらには、イチローが外国人選手であったことも少なからず影響していると見るのが自然でしょう」(前出のスポーツライター)

 17年のワールドシリーズでは、ロサンゼルス・ドジャース(当時)のダルビッシュ有投手への侮蔑行為も問題になった。ヒューストン・アストロズのユリエスキ・グリエル選手がダルビッシュ投手からホームランを打った際、ベンチで両目尻を引っ張るようなしぐさを見せた上に、アジア人を侮辱する意味合いの「チニート」というスペイン語を発したのだ。これが「アジア人差別」「侮蔑行為だ」と大バッシングを受け、グリエル選手はのちの対戦時にダルビッシュ投手に謝罪している。

 同年、ニューヨーク・ヤンキースの田中将大投手に対してテレビ局の解説者が「(英語の)野球用語を覚えろ」と発言し、「人種差別だ」などと批判を浴びて謝罪。昨年10月にも、田中投手にテレビ局の解説者が「Chink」(中国人や東アジア人を表す英語の差別的表現とされる)と発言し、「言葉の選び方が不適切でした」と謝罪に追い込まれた。

 そうした背景があるため、「今回の騒動が沈静化したとしても、のちに菊池が人種差別まがいのバッシングに遭う可能性もある。そのときに、『1年目からこんなことをしていた』と大げさに伝えられたり、この疑惑が差別行為を助長したりすることも考えられます」(同)という。

 いずれにせよ、菊池投手には騒動を吹き飛ばすスカッとした活躍を見せてほしい。
(文=編集部)

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